自分の事を棚に上げておいて言うのもアレなんですが、酔っ払いって嫌ですね。奥さん。←誰?
友人の結婚式に行ったマチャハル氏。待てど暮らせど帰ってこない。 明日は早番勤務なので、20時頃には帰ってくるって言ってたんですよね。なのに気づけば22時過ぎ。 式は13時からだから、さては3次会まで行ったな。。 それは別に構わないんだけど、連絡が全くないので心配になりTELを入れる。
「もしもーし。今、何してるの?」 「切れた」 「ハ?」 「ぶちギレタ。」
聞けば、ちょうど今タクシーを降りたところで家の前にいるという。 で、そのタクシーの運転手がわざと遠回りするものだから切れてケンカをふっかけたらしい。。電話を切ってすぐ家に戻ってきた。
「あー、なまらムカツク」 珍しく機嫌の悪いマチャハル氏。だけど、その声は呂律が回っていなくて何を言ってるのか理解不能。 「タクシーの運転手とケンカしたって?」 「おう。テメーザケンナよって言ってやった」 「で、どうしたの?」 「すみません。すみません。って謝ってた」 可哀相に、、こんな見た目イカツイ男(マチャハル氏は、見た目恐そうとよく言われる)に怒鳴られたらそりゃ恐いわな。最近はタクシー強盗とか多いしね。
とか喋ってる間に着ているものを脱ぎ散らかし始めたマチャハル氏。何気にスーツのポケットを見ると、タクシーの領収書が。。領収金額2,200円ナリ。 「ねぇ、どこからタクシー乗ったの?」 「んんー、忘れた」 どれだけ酔っ払ってるんじゃい!! 「3次会まで行ったの?」 「そう」 「3次会はどこでやったの?ススキノ?」 「そう」 って、、
うちからススキノまで、タクシーで3,000円はかかりますから。
多分、あれだな。高いってマチャハル氏がすごい剣幕で怒鳴るもんだから、運転手さんもビビって安くしてくれたんだ。いや、分からないけど。 とにかく、マチャハル氏が言う「わざと遠回り」をしていない事は確か。酔っ払ってるから本人、勘違いしちゃったんだな。
「ねぇ、ホントにタクシーの運ちゃんは遠回りしたの?マチャハル氏が勝手にそう思い込んだんじゃないの?」 「。。わかんない」 「勘違いして、悪くない運転手さんに怒鳴ったんじゃないの?」 「。。わかんない。ごめんなさいって言ってた」 いや、答えになってないし。 「運転手さんは何も悪いことしてないんじゃないの?」←ちょっと強い口調で 「。。そうかもしれない」 「アンタ、悪くもない人に怒鳴って謝らせたの?」←かなり強い口調で 「ゴメンナサイ」 「あぁ?」←ドスの聞いた声で 「ごめんなさい。」
本人、ハッキリとは覚えていないようですが、どうやら運転手さんは無実だったようです。
いや、酔っ払うのは構わないんだけどさ。人に絡むのはダメでしょう?ましてや、相手が自分より弱そうな人だったなら尚更。(タクシーの運転手さんが弱そうだったのかは知らないけど) 私も酒にまつわる痛いエピソードは沢山あるけれど、人に絡んだりはしないぞ。翌日顔を合わせるのが恥ずかしい、程度のもの。まぁ、それはそれで迷惑だった人もいるんだろうけど(苦笑) それはともかく、マチャハル氏の言動は同じ酒飲みとして最低の行為だね!!←偉そう?
酔っ払い相手に熱くなる私。タクシーの運転手さんの分までこらしめてやりましたよ。 「あーあ、運転手さん可哀相に。明日ちゃんと電話して謝るんだよ!!」←あくまでおどしです。 「ゴメンナサイ。」 「あんたみたいなのはねぇ、酒を飲む資格はないっ!!久々に友達と会うからと思って多めにお小遣いあげたらこれかい?!もう、会費分しか持たせないからねっ」 「。。スミマセン」 「今度同じ事したら離婚だからね」 ↑これは、あくまでおどしのつもりでした。が、予想以上に効果は絶大だったようです。
「うわーーん。やだー!!離婚しないもん」 どうやら私。。
マチャハル氏を泣かせてしまったようです( ̄▽ ̄;)
思いもよらない事態に焦る私。優しい奥様へ、へーんしん★ 「ほら。泣かないの。」 「だって、、離婚しないもん」 ぷぷっ(`▽´)かわいいじゃない♪ 「うん。そうだね。離婚しないから泣かないの」 「ゴメンネ。今度から気をつけるから」 「はいはい。明日は早いからもう寝なさい。おやすみ」 「おやすみ」 マチャハル氏はスゴスゴと寝室へ向かったのでした。ところが3分もしない内に寝室から私を呼ぶ声が。
「ぴろみ」←ちょっと偉そうな口調で 「。。。」←面倒なので無視 「ぴろみ」←ちょっと偉そうな口調で 「。。。」←面倒なので無視 「ぴろみ!!」←ますます偉そうな口調で 「なぁに?」←かなり迷惑そうな口調で 「こっちへ来い。寝るぞ」 おいおい、さっきまで可愛く泣いてたくせに今度は亭主関白面かい?! でも、そろそろ私も眠たくなってきたので一緒に寝る事に。
「ここに来い」 相変わらず偉そうに指示するマチャハル氏(笑)めんどくさいので従う。そして2つ布団があるにも関わらず1つの布団で寝る私達(笑)マチャハル氏に強く抱きしめられる。 「もう寝るぞ」 何でこんなに偉そうなんだコイツは( ̄▽ ̄;)ちょっとイジめたくなってきたぞ★ 「さっきは離婚したくなくて泣いちゃったの?」 「。。。」 「あれ?寝ちゃったのかな?泣き虫マーちゃんやーい★」 「。。。うぐっ」 ママママ、マズイ(・д・;) 「うぐっ、、うっ、うっ、離婚しないもん」 ヤバっ!!また泣かせちゃったよ(´д`;;)それにしても、よくコロコロとキャラを変えられるなぁ(笑) つられて私も優しい奥様キャラへ変身。 「あー、ごめんね。ごめんね。鼻水出てるよ。チーンするかい?」 「うっうっうっ、、」 涙が止まらないので、鼻水もノンストップ。鼻をかませるのも疲れてきた。 「鼻水止まらないねぇ。。つっぺするかい?」 半分冗談で聞いたつもりだったんですが。 「うん。うぐっ、つっぺする。うっ、うっ」 つっぺを作るのは得意な私。昔よく鼻血を出した時に作ったもんだ。 早速『つっぺ』を2つ作ってマチャハル氏の鼻の穴にねじ込む(笑) マチャハル氏は泥酔状態ながらも、今の自分がかなり恥ずかしい格好になっている事を察知した模様。 「フンッ=3」 折角つっぺしてあげたのに、鼻息でもろくも吹き飛ばされてしまいました。つっぺの装着時間は2秒といったところか。
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そんなこんなで再び泣き止んだマチャハルでしたが、寝る時も私を抱きしめたまま。よっぽどオドシが効いたのでしょうか。 でも、密着してるから暑くてたまらない。ので、マチャハル氏が眠りについた頃合を見計らって、腕を振り解き、自分の布団へと移動したのですよ。そしたら、、
「うえーーん」
「モウ、カンベンシテクダサイ、、」
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ずっとこんな調子で、眠りについたのは結局夜中1時を回った頃の事。 そして、明日は早番。。起床時間は午前4時。ちなみに、これを打っている今日は18日。。眠いです。
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