全国的に水不足だったから、今日の雨は ありがたい人もあったかもしれませんが。 降りすぎだよ(~~;)。
何故か昔からウチにある大きな火鉢。 …庭に置いてあるんですが、 その上向きに置かれた巨大火鉢の中に 雨水が溜まって溢れていた。 放っておくと…、 中に溜まった水にボーフラが湧き、 その後はご想像どおり蚊の猛攻撃にあう(~~;)。 だから捨てます! 火鉢の雨水は、花の水やりに使った後、 必死でひっくり返して捨てますが…。
実は…この火鉢に雨水が溜まっているのを見るたびに、 思い出すある知り合いのオジサンの話があります。
そんな特別な話じゃないけれど…。 戦前からサイパンに住んでいたというその方。 サイパンでは、まだ水道管など通っていなくて 雨水を溜め続けて、 その水を生活水として大事に使っていたそうです。 「エ!?雨水?」 たとえアメンボウが遊んでいようが、 たくさんのボーフラが湧こううが、 その、溜めた雨水を大切に使っていたという…。
戦争の終盤。 日本から多くの兵隊がやってきた。 家族兄弟13人一族が避難した防空壕で 一家の主から全員で死ぬ決断を迫られて、 お兄さんに日本刀で首を切られた経験をお持ちです。
アメリカ兵に助け出され一命を取り留めたオジサン。 その戦時中に、すでに無人ロボットを操って 上水・下水の工事をしてくれるアメリカ人を見て、 『これじゃぁ日本が勝てるわけがない…』 と、しみじみ感じたそうです。
「蛇口を閉めて洗顔しようよ」と言うと、 「だってすすぐ時に蛇口に石鹸がつくもん」と言う子供たち。 …そんなの流せば済むコトだろう。 しかもそれは、現代の、日本の理屈でしかない。
母が子供の頃、よく、何キロも離れた場所へ お風呂の水を汲みに行った経験を話してくれる。 水の大切さを、 なかなか子供たちに伝えられないでいる私に、 「自分で使う水は自分で汲みに行くようにしたらどう? 水を大事に使うようになるんじゃない?良かったね! 近くに木曽川もあるし、木津用水もあるし」…って(苦笑)。 いやいやいや。 それ、私も無理だし(~~;)。
雨水の溜まった火鉢の水。 今は神経質なくらい“除菌 除菌!”って言うけれど、 サイパンで育ったオジサンが雨水で育っても、 今なお、とてもお元気な様子を見ると、 多少、菌のある生活の方が、 ヒトは元気に生きられるんじゃないだろうか? …と思えてしまう。
三世代で暮らすおかげで 母からは多くのアドバイスをもらえて ホントにありがたいです! でも…、 木曽川へ水を汲みに行くコトだけは 免除してもらおっと(笑)。
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