時牙の日常

2004年10月26日(火) たったひとつのたからもの


見る前から、多分泣いちゃうだろうと思ってたけど、
案の定号泣でした。

子供が大好きな私は以前友人から、
「桜子は、もし子供が障害持ってても、ちゃんと育てあげそうだよね。
もし、生む前にそれが分かっても、ちゃんと産みそう」
と言われた事があります。
確か、違う友人が妊娠して、「今の状況考えると障害児産まれそう」
という理由で堕胎したという話しを聞いて、激怒していた時だと思います。

だって、あんまりじゃないですか?
確かにその子は、呑み屋で働いていて、煙草も毎日吸っている子でした。
でも、子供が出来る行為をしたのは自分。分かっていたはずです。
でも、私が思ったことは、
「自分の子供だったら、無条件で可愛いんじゃないの?」
ということ。
(これに関しては私の意見だから、苦情は受け付けません)

友人からは、立派なことを言われた私ですが、正直言って、
障害を持っている子が生まれたとして、
立派に育てれるかなんてわかりません。
きっと、ものすごく悩んで、泣いて、苦労するかもしれないけど、
それは、障害を持っていない子が生まれたって同じ事。

世の中には、子供が欲しくても、授かれない方がたくさんいらっしゃいます。
かく言う私も多分、その中の予備軍。
精神的にものすごくまいっていた時期もあります。
だからこそ、障害を持っているかなんて、関係ないんです。

子供は自分の誕生する場所を選ぶといいます。
秋雪君は、きっとお父さんお母さんに何かを伝えるため、
本当は1年間だった自分の寿命を6年も延ばして、
素敵なプレゼントを届に来たんだと、私は思います。

そしてそのプレゼントを、少しだけ、
私に分けてくれた秋雪君と、お父さんお母さん。
本当にありがとうございました。






最近たまに、
「身障みたいだよね」
とか
「動き身障っぽい〜!!」
とかいう発言を聞きます。
一番ひどいのは、社会じゃない。
身近な人間なんですよね。
悲しいことに・・・。


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時牙

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