るなふの日記

2006年12月04日(月) まだ観てない

血祭りDVDがせっかく来たのに、先週、先々週の出来事を教訓に大事をとってお休みはベッドでお休みしてまするなふです。
でも、前にWEB拍手でアザーライフのSSしてたのは少し最初を付け加えてノベルに入れてみました。やっと。(遅っ)まだ読んでなくて、まあBL風味(風味だけど)が許せる方は見てみてください。製作者は腹が立つと思うけど、一応、映画で語られない部分のスキマを埋めてみたです…。WEB拍手で「ばっかだなー」なりの感想をいただけるとうれしいです。
あと例年のことですが、14日から年末までサイトはお休みします。
本気でやんなきゃいけないしっ!やりたいし!なのでね。
好きなこと多くてゴメンナサイ。

さて、土曜日の「無敵な男たち」。
一応白くします。

芝居や映画に何かを求めるのはシーシアスさんのいうところの、『所詮影』な発言からすれば、感動や涙を最初から求める芝居や映画の多いことにややひき気味の今日この頃のあたし。

ただ物語を楽しもう。
漫画や本を読むように。
そしてほんわかした気分のままにおうちに帰ろう。
芝居はそれが本分じゃない?

そんな願いをかなえてくれたのがこのお芝居な気がします。
まず面白い!
そしてうざったくない。
キャストも楽しいー。
そしておうちに帰るとき、
「ちゃんと仕事しているかな、あたし」
「誰かに真剣に対峙しているかな、あたし」
と思いながら帰れる。
そんな芝居だった。
楽しかったね。


もてたり、仕事が出来たり、みためはかっこよかったりする男たちの心のスキマを付け入られ、うっかり(笑)ホストクラブで働くことになった男たち。
仕事になれば、女の子たちをいい気持ちにさせることはそれなりになじんだけど、渇望するものは仕事以外のものにあることを感じ取っている。
めちゃもてるし、ホストとしてもナンバーワンなユキヒコさえ千人切りしたあとにむなしくなって禁欲している。
本気って、どうすればいいんだろう?
って思っている。
そんなときにみた、見た目よりもささくれだった人間の心をつかむのは真実を秘めた心ということ。
楽しいよりも、可哀想よりも、ただ手を差し伸べてくれるマキトの純情。
かっこ悪い。
でも自分よりも全然かっこいい。世間をうまく渡れないけど、
人には迷惑をかけるけど、守るべきことのあるマスターみたいなひとたちのまっすぐな心根はつかむべき幸せをつかむことが出来る。
とかく見た目に頼りがちな自分たちも簡単に解放できるのだとがっつり認識させてくれたのは、その後のシンヤが最高に究極だったかもね〜。(笑)
騙されて働かされてたホストがにっこり微笑み、
「また一緒に働けばいいさ」
その店で学んだことの重要さがあるからって、そんな甘いことを言ってるけど、
「でも、それってまだきれいごとじゃん」
という思いが観客のあたしの心からどこか抜け切れないところに、
ポンと。
最後まで意地を張り通しだったシンヤがぽんと世界を飛び越えて、オカマちゃんになってあらわれる。
「ああ、やろうと思えばシンヤだってできるんだー!」
って妙に納得してしまった。
 言葉はなく、自分の状況の幸せを満面の笑顔で語るシンヤさんにあたしたちはいやおうしなしに、
「世界は広いのだ。今の状況はいずらくても、どこかに、または切り開けば、自分の解き放たれる世界はいっぱいある」
 ことをほんと察知させられてしまいました。
 何よりも世間で優遇されているんじゃないかと思えるイケメン達が劣等感のかたまりという役を、ウケを狙わず、素直に普通の等身大の「人間」として演じることによって、すごく親近感を与えてくれたような気がします。
 ありがとうっ!(byキンシー風)
 
 それにしてもあたし、今までの人生の中で、今日一番「イケメン」って言葉を使った気がするっ!
 でもなんか、やっぱりあたしの語彙的にはなじめない単語だー。(爆)


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