るなふの日記

2004年11月07日(日) いずこも同じ秋の夕暮れ

というくらいに懐のさびしい季節なのに、
母に渡していた携帯電話がとうとう充電池切れになり、買い換えて差し上げる。新規加入は安いのに機種変更は高いよね。
自分が使わなくなって3年以上もたつのですけど、薄くて軽くて、とても気に入っていた機種だったので廃棄するのはしのびなくて、
携帯電話屋さんで、
「もう、この充電池、売ってませんよね?」
と聞いてみる。
「ええ、ありません」
即答だ。(笑)
かれこれ6年使いましたから、もう充分といえば充分ですね。
今度の機種は老人用で字が大きくて動作がPHSなみにカンタンなのでコレを機会にメールを母に教えようと、夜間個人講座をする。
「ここを押すと、あたしの携帯に電話がかかるでしょ?」
とメモ帳にメモらせながら、何度も同じ動作を繰り返させる。
「わかんないわっ、るなふちゃん」
かつて、うちでは男が父しかいないのに電気関係も家周りの軽い修復も何もやってくれない書斎派だったので、何でもこなしていた母もいまや携帯におぶおぶする老人です。
でも根がせこいのでファミリー割引だとメールがただということに俄然やる気が出ているようです。
まあ、ともかく。明日、会社にメールが入るのを楽しみにしてます。
それより、教えている最中、あたしの携帯の待受画面をチェックされて、
「この男は何?」
と問い詰められてしまった。ちっ。
「あ、たかねけんいちさん、役者…」
名前を素直に答えなくても良いのに答えてしまったあたしに、
「ああ、そう」
母は軽く流してた。
そうか、流すくらいなら聞かないでくれ。頼む。


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