るなふの日記

2004年09月20日(月) アイの遍歴

大阪一泊遠征から戻ってきました!
つきあってくれたお友達、お疲れ様です、そしてありがとう。

19日は9時の飛行機なのにそわそわして朝5時半に起きてしまって、
ラーメンつくって、ちょっとだけ食べてお出かけ。
浜松町まで家族に車で送ってもらう。ダーリン(笑)に会う為に大阪に行くのに途中まで送ってくれてありがとう。(オイ)
いつものライフ観劇友達、つうか前の会社の友達と伊丹に50分の旅です。全員あまり眠っていないので寝ようと思いつつ、興奮して眠れず、普段通りにハイテンション。彼女らとはなんだかんだで9月に入ってから毎週のように会っていますね。そして今週末には一緒にバリにも行く…。つきあってんのか?くらいの勢いです。(爆)
市内にはバスででかける。とりあえず全く土地鑑のない中で店を捜し、11時過ぎに早い昼ごはんをヨドバシカメラの上で食べる。
どこにでもあるカプリ○○ーザで安心。きのこのピザはおいしかったけど、わたしは胸がいっぱいであまり食べられず…。これが結構失敗。それから夜9時半までわたし達は結局物を口にすることを忘れてたです。
ぎりぎりの時間まで店屋でこれからはじまる芝居への期待をしゃべり、
大層立派な劇場でもぎりがちゃんとした劇場のお姉さんであることにがっかりする。
いや…東京ではチケットの半券をきってくれるのと帰りにお土産のハウスのレトルトカレーを渡してくれるのは新人の仕事なのだ。もぎってくれたり、カレーを渡してくれる時、彼らはちゃんと目を見てくれたりして、半ば役者の魅力にいかれてスタジオライフに通っているわたしたちファンはけっこうそれがうれしかったりする。
ちなみに私は15日の東京楽日は最近気になる某氏にもぎっていただき、メイドのエマ(私が一人でそう呼んでいるv)にカレーをいただいた。それだけで幸せな気分だった。(…馬鹿)チケットを切ってくれた某氏なんか必死な表情でチケットを切っていたのが印象的です。なんであんなに口を一文字にひきしめて真剣な顔しているんだろう…。(笑)

んで、まずAチーム。細かいところはとちったり、とばしたりというのはあったけど、芝居全体のレベルとしては私は大満足でした。最高に素敵です。
 正直いえば、東京12日を見たときは、高根さんの築くドリアンがいまいち弱いかななどど、ちょっと失礼にも思っていたのですが、本当、19日にみたら、失礼なこと考えてごめんなさいって思いました。
 高根さん、すばらしかった。

 素直でさわやかでのびのびとした青年っぷりはこの間も感じたことでしたが、それに加えて、景気のいいほど見事な堕ちっぷりが胸をすく思いがします。気持ちがよいです。
 ドリアンは最後の18年後まで悩むな、迷うな、快楽求めてまっすぐに突き進め〜って心の中でずっと思ってた。なので一幕の最後の上流階級の人たちの信用をなくし無視されながらも、堕落の道への階段を高笑いしながら自らおちてゆく姿に一種の殉教者のような姿すら思う。人としておちきっているのに晴れ晴れとした笑顔を浮かべたドリアン、すてきだった。
 わたし、やっぱり好きになってよかったですよ、この役者さん…としみじみ〜。
 あと特記したいのはイワサキさん。
 東京のAを観た時の私の席は下手側だったこともあり、彼の表情がよくわかんなかったんですが、今回上手側11列目で彼がドリアンに心の内を打ち明ける場面の切々とした愛情溢れる痛々しい表情と声にちょっとくらっとしました。
「告白だ」
なんて、本当に苦しそうで観ていてこっちも心が痛かった。なんでこの気持ちをわかってくれないんだよ〜ドリアン〜!!と私がじれてどうする!?な母心?姉心?でみてしまいました。
 大阪まで行って良かった、と華やかな美貌の役者の揃って笑顔をみせたカーテンコールが終わった瞬間まで実感した芝居だったです。はい。


 一時離席します。お風呂入ってきます。
 Cチームについては後ほど。
 あと今日の題名の話までにはいつたどり着くのか…。
 今日のあたしの日記は長いらしいですぞ。

 お風呂から戻ってきた。東京はまだ暑い、いつまで続く真夏日。いいかげんやめろ。
 
 
 んで、さっきの続き。
 16時過ぎにAチームが終わって、急いでホテルにチェックイン。ホテルが遠かったので着替えて化粧直ししてたら開演時間にぎりぎり間に合う。
 15日の楽日にすでに円熟の味をだしていたともいえるCチームですが、最後だったのと大阪というダイレクトに反応の伝わる場所だったから熱気もひとしおでした。
 山本ドリアンはアイドル的な顔を軽く裏切ってものすごく怖くて目を伏せたくなるような邪悪な表情を織り交ぜつつ、奈落の底までカンタンにおちて行く。
 流麗な言葉でするするとドリアンを地獄に落とす楢原さんも素敵です。
 私は頭が悪いのでなんどか観ていてようやく気が付くことがあるのですが、最初にヘンリーがバジルに、
「出会いが笑いで始まるのはよい。終わりも笑いで終わったら最高」
 みたいなことを言ってて、最後にドリアンに決別される場面で、
「クラブに行こう。今日の君は一番に魅力的だ。この一日を最高の気分でおわらせたい」
 みたいに言ってたのはつながるのかな?
 二人は男女みたいな関係ではないし貴族でスマートな関係でしかないから、別れるとか、そういうものは全くないのだけど、精神的に、ヘンリーのことをはなれて、善良な人間になろうとする幼い笑顔に戻ったドリアンへのある意味、ヘンリーからの決意の言葉だったりするんだろうなと。
 ドリアンが去った後の虚空をみつめるヘンリーの老いと孤独がドリアンとは別の意味で薄ら寒い程でした。楢原さんっていい役者さんですね。少女漫画路線もいいけどライフはこういう役者さんを大切にしてほしいなあ…と祈ってみたり。
 
 カーテンコールは3回くらいかな?
 宣伝写真やプログラムの稽古場写真からはげっそりとも言えるほど痩せた頬でもご機嫌な様子のドリアンはじめ、すべての人がやりおえた充実感に微笑んでいたのが印象的。わたし達も大変感動に心おどらせる幸せな日々を過ごさせて貰いました。
 藤原さんの掛け声で役者みんなからせーので「アイラブユー」と投げキッスをいただいたわたくしたち観客ですが、その言葉は本当に「ミーツー」返してあげたいくらいでした。 
 そうそうAチームが終わったあとロビーにでるとCチームのドリアン・バジル・ヘンリーの三人で映っているバージョンが売り切れになっていた。わんだふるです。

 結局9時半くらいに劇場の入り口で大阪在住の某嬢がキモノ姿で待ってくれたので、近くの居酒屋へ。 おんなじペースで呑んでくれる人って好きvv
 彼女とはいつもの調子で○○○○話で盛り上がる。…まあ、これはライフではない話なので明日にでも別の日記でも書きますねvv
 あとはエマがアニメ化される話と本の話、芝居の話。話は尽きない。
 そのあとショットバーに行き、芝居の高揚と話の楽しさにわたしの心はパラダイスだったので強いカクテルのパラダイスを頼み、あっけなく沈没。ホテルに帰って友人と部屋呑みする約束に「ごめんね」のひとこともなく、ベッドに倒れて、その日が終わる。
 バーで携帯みた時YOKOからメール入っていたのに、自分の前の部屋までもたどり着けなかった。ごめん。
でも朝起きたらちゃんとメイク落としているのに気が付く。恐るべし無意識…。

 20日は東京に帰るだけなのでのんびりごはん食べてたら、母から電話があって「八ツ橋買ってきて」
 ……ママ、私は大阪にきてます。京都じゃありません。
 まあ、空港で買いました。

 アイの遍歴についての話は……力尽きました。
 またいつかの機会にでもします。ごめんっていつもあたし謝ってる。


 < 過去  INDEX  未来 >


るなふ [MAIL] [HOMEPAGE]