るなふの日記

2004年06月26日(土) LOドラキラ観劇

あ、時間の上ではもう27日になってます。
 「ドラキュラ」LOチームをみて、
 そのあとご無沙汰になっていた友達と待ち合わせして飲む。
 新宿の土曜日は混んでいるので、一次会の店のみならず、二次会用(……)の店まで予約して飲むあたりわたしたちって。
 で、こんな時間になりました。
 楽しかったです〜。

 ドラキュラはダブルキャストだと、舞台全体の雰囲気がかわり、
 LAチームでは「ヘルシングと愉快な仲間たちが超人ドラキュラ退治をする話」に思うだけであまり悲しくはなかったのですが、今日のLOチームのドラキュラはLAチームのドラキュラに比べれば演技が完璧とはいえないまでも長い時間を生きてきた孤独と、愛する人をみつけた恋の高揚感、そして悲しみが胸に痛くて、私は思わず「三人の魔女に加えてください!」といいそうなくらいでした。
 一緒に観ていたいつもクールなmitoさんもそう言っていたので、ほぼ女子の全般がそう思ったはずです。
 曽世ドラキュラ、
 おつかえしたいかっこよさでした。
 けっして好みではないんですけどねえ、曽世さん…今日は素敵でした。
 片頬だけで笑うんですが、その頬が薄い皮膚なんで、うっすらとしわができて、
 その寄った皺の美しいこと!
 ドラキュラが執着するジョナサンの山本芳樹さんがまた、はかなくて可愛いんで、またよかった
 その〜、ジョナサンの妻役の人よりもかわいかったんだよ。
 いつも可愛くて可愛くて、うしろからヘッドロックかませて、うりうりしたいタイプである及川氏をはじめて怖いと思った。
 最後の三人で対峙するところなんか、もう、まじにドラキュラに対抗して戦おうとしています。
 「私を殺して!」
って言いながら、ドラキュラをころせって目が言っている…。女の意地と強さがひしひしですな。
 なんか、でも、そうでもしないと、もうあと一歩で山本ジョナサンはドラキュラを選びそうな勢いだったんですよ。。
 そして、自ら殺されにいったドラキュラ伯、死にかけた顔がミナをあざけるように笑う姿に凄みがありました! 
 殺されることが負けることなのか?
 それとも自分の中の愛が叶ったことなのか?
 そして子キンシーが自分の喉元を噛むというショッキングな出来事に
 愛し、憎み、恐れるだけの二人の間になにかが確かにあったのだ、と感じぜざるを得ないジョナサンの戸惑いが印象的でした。
 
 スタジオライフで両方のチームをみたのは私ははじめての経験でしたが、
 劇っていうのは役の人たちのアンサンブルだということがひしひしとかんじました。
 好みの問題だけど、今回はわたし的にはLOチームが好きかな。
 だって甲斐ジョナサンの徹底的な拒否ぶりだと、なんとなく、
 ドラキュラ、可哀想すぎるよ。

 あ、余談です。
 ジョナサンが、
 こう、顔を少しあげて、
 ワインを飲む喉がごくごくっと官能的に動くのを目で追って、
 吸い込まれるように触れるドラキュラの気持ちがちょっと分かった気が。(……忘れてください!いますぐ)


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