2015年06月12日(金) |
【LIVE】 来生たかお Stand Alone 2015〜Acoustic Tracks〜 名古屋市芸術創造センター |
来生たかお Stand Alone 2015〜Acoustic Tracks〜 名古屋市芸術創造センター
相変わらず深い素敵な声の来生たかおさんのライブに行ってきました。 若い頃よりもより深みが増した声だと思います。 忘れないうちにお話しされた内容だけでもメモしておきます。
ベージュのスーツ姿で1曲目は私の大好きな「涼しい影」。 会場に来たとき雷がなって雨が降り始めたのですが、この曲をきいたら蒸し暑さがふきとんでいくようなさっぱり感がありました。 今年初めてのライブだそうで、去年クリスマス・コンサートをやってからライブはやってません。 「きょうが今年初めてのライブです。早くも今年前半終わりですが、インタビューも取材もなにもないし、あまりなにもやってないのですが、歳も歳なのであまり無理せずにやっています。 今年は40周年なので、秋に2枚組のアルバムをだして、フル・シンフォニーでツアーをやります。名古屋は来年の春頃にまた来るので、それまで御贔屓にしていただきたいです。」 去年は完全にピアノと来生さんだけの弾き語りライブでしたが、ことしはパーカッション、ピアノ、ギターのサポートメンバーがいました。 来生さん独特のゆったりと、時々面白いお話が今年も多かったです。 最初のライブなのでかもしれませんが、歌った後の曲紹介も間違えて「ああ、間違えました。完全に憶えてないんです。すみません。」とおっしゃいました。 でも、そういう素朴なところも魅力的です。 「おだやかな構図」を歌った後、「この曲は山口百恵さんに書いた曲です。」と言われたので(ああ、百恵ちゃんの歌も作っておられたんだ)と思い出しました。 トークは去年のトークとかぶっていたところが少しありました。 一つ目は「自分の音楽家としての位は兵隊にたとえれば下の方で平です。ピアノは上手くないし、歌ももっと上手い人がいくらでもいる。曲はもうちょっと上かなあ。」とか謙遜する話は確か去年もされました。 二つ目は「僕はヘビー・スモーカーでたばことコーヒーがないと曲は作れないです。しかし最近はどこもかしこも禁煙。今はレストランも禁煙でくつろげない。ちなみに楽屋も禁煙なので辛いですよ。」とこぼしていました。 確か去年もこの話はしていましたが、去年はアンコール前に袖で一服したとか言っていたように思います。 今年はこのヘビー・スモーカーの辛さの話に加えて冗談っぽく「たばこが認知症に効くとか言われるといいのに(笑)。悪い悪いと言われながらも売っているのですから、いいところもあるはずです。」 その後真剣な表情で「日本では毎年3万人もの人が自殺するそうですが、自殺者の中に愛煙家はほとんどいないそうです。」 これは私も初めて聞いた話でびっくりしました。たばこを吸う人は心がリラックスするのでしょうか。何か関係があるのでしょうか。
「2000年頃からパソコンと携帯が成熟して、僕は完全に取り残されました。携帯は一応持っていますが、充電のところのふたがとれて中がむき出しになっています。でも、使えるので使ってます。そろそろ買い替えですよね。」 相変わらず小津作品などの古い映画を観ているアナログ生活で最近の音楽もあまり好きじゃありません。形態は便利と言えば便利ですが、最近は携帯に振り回されている若者もいると思います。」
40周年2枚組アルバム&ツアー楽しみです。
1.涼しい影 MC 2.薄暮 -たそがれのアンサンブル- 3.思い出の時差 4.夢の途中 MC 5.官能少女 6.涙嫌い 7.おだやかな構図 MC 8.振り向くならせめて 9.ボートの二人 10.シルエット・ロマンス MC〜メンバー紹介 11.まなざしの彼方 12.ジグザグ(酔いどれ天使) 13.余白の街 14.Goodbye Day MC 15.潮風のソネット MC 16.あいつ MC 17.浅い夢 MC 18.風と共に去りぬ
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