2008年01月11日(金) |
『呼吸する時間』 アンダーグラフ 2008.1.9 |
ずっと待ちつづけていたアンダーグラフのサード・アルバム。 コンセプトはなしで、1年かけてよい曲を作りつづけたという作品だけあって、どの曲にもいい言葉がちりばめられている。 苦しみぬいて作り上げた「セカンド・ファンタジー」。 海外へ行って、海外の人に「日本をどう思いますか?」と質問して帰ってきた返事をもとにして書かれたという「ハイスピード カルチャー」。 自分達は芸能界にそまったりしない、前のようにまた帰るからと歌う「また帰るから」。 ヒューマンエステでもして時代を戻したいと歌うどんでもない発想の「楽園エステ」。 どの曲にも懇親の力がこもっている。 が私が一番好きな曲は「ピース・アンテナ」 みながピースサインを高く突き出してアンテナにして、シアワセの電波を飛ばしあおうと歌う。 ライブではファンがみなピースを高く上げて喜びの電波を飛ばしあっていた。 この曲はアンダーグラフの代表曲になるんだろう。 言葉の使い方にも遠慮というかシャイな感じが伺えるのがまたいい。
「いつも単純なんだ男など たまに複雑なんだ女の人」
これを書いた真戸原さんは男性なので「男など」と書けたのだろう。 でも女性には遠慮して「女など」と書かずに「女の人」と書いている。 そして、この部分はちょっと歌いにくそうでもある。 私としてはそういうささいな遠慮にとても好感をもってしまうのですね。
アンダーグラフの力作。売れてほしいな!
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