2007年05月11日(金) |
「SONGS TULIP」 2007.5.9 |
今年でとうとう解散するチューリップの番組を見た。 30分番組2回だったけど、代表曲から新曲まで歌い、昔の映像も流れた。 チューリップはずっと聴いてきた。 中学生の頃から財津さんと姫野君に憧れた。 曲もたくさんピアノで弾いた。 エレクトーンに転向してからも自分でアレンジしてたくさんの曲を弾いてみた。 すぐに覚えられるメロディー。 忘れられない詞のフレーズ。 思い出は多い。 この番組を見てわかったことはメンバーの一番の思い出は田園ライブだったということだ。 私は若い頃、野外コンサートには縁がなかったので、後にライブレコードを買ってすごいなあと思っただけだったけど、このライブがメンバーの一番の思い出だということだ。 財津さんは「このライブは雨で濡れるし、雨音で自分の声は聞こえないしで、演奏にならなかった。しかし、向かい合って障害を乗り越えて伝えるということがライブだとわかった。それまでは演奏して歌うから聴いてくれというおごった気持ちがあった。」というようなことを言われた。 私も決して偉そうなことは言えないけど、人ってこうやって成長していくんだなあと感慨深く思った。 それまでの財津さんは歌を演奏を聴かせてやるという気持ちだったようだ。 でも、この田園ライブでお客さんが雨の中、一生懸命ライブを盛り上げてくれるのを見て、向かい合って障害を乗り越えて結びつくものなんだと思ったという。 私はそういう気持ちって人間関係にも通じるものがあると思った。 他人同士が障害というか何かを乗り越えてわかりあう。 異質なものをわかろうとする、努力して乗り越えて近づいてわかりあう。 そこで人は成長するのかもしれないと思った。 相手をわかろう、異質なものに近づいて知らないものにふれてみようとしない人はいつまでたっても同じままで、しかもそれに気付かない。 気付かないどころか自分は変わらなくてそのままで清いとか思っている。 変らないことと成長しないことは違う。 話が脱線してしまったけれど、新曲「RUN」も良かった。 司会の船越さんは「枯れたチューリップも見てみたいので、続けてほしい。」と言っていたけど、財津さんは解散の意思が強い。 声はよく出て衰え知らずだし、演奏もかっこいい。 全員まだまだいけると思う。が、引き際の美学をそこに見た。 まだまだできるというときに辞めるのもいいと思う。 財津さんの意見に私は賛成。 どうもありがとうございました。ラスト・ライブ必ず観にいきます。
|