2007年04月10日(火) |
『CAN'T BUY MY LOVE』 YUI 2007.4.4 |
1曲目「HOW CRAZY」。 もうこれだけでぶっ飛ばされてしまった。私は。 YUIの歌はYUIだけの心の叫びだと思う。でもシャウトなんてせずに哀しげな声できっちりと歌う。 お金なんて少しあればいい、尊敬できない大人に注意されても聞きたくないし、あなたみたいになりたくない、わかったように話すのはやめてよ…。
私は高校生じゃない。でも、このYUIの心の叫びは身に沁みる。 2コーラ目を聞くうちに涙があふれてきた。 みんなこんな風に心の中で叫んで暗中模索しているんだ。 長く生きてきているからと言って偉そうなことを言っちゃいけない。 では、私たちは若い世代に向かってどうしたらいいんだろうか。 こういうことは平川地一丁目の作品を聞いているときも身につまされる。 YUIは女性だけになんだかもっと私の胸に迫ってくる。
他の歌もギターやライブの歌が多い。 彼女がそれだけ音楽を愛しているからだろう。 「CHE.R.RY」は20歳の女性らしい華やかな曲だ。
YUIはロックに行こうとしているようだけど、そんなことにこだわらず自由に詩をメロディーを書いてほしい。
私は彼女の声が好きだ。 かなり早いテンポの、細かい詩の曲でもはっきりと歌詞が聴こえて、何を言いたいのかわかる。 歌手としてはあたりまえのことかもしれないけれど、すごいことだと思う。 聴いた瞬間に胸にぐさりとくるのだから。
|