2004年11月23日(火) |
「Every Best Single 2」 Every Little Thing 2003.9.10 |
このアルバムを聴いていると、 持田香織さんの歌がどんどん上手くなっていく様子と 歌詞の細かい部分がわかりやすく、よくなっていく様子がありありとわかる。 すごい存在感のある人、グループではないように思うけれど、 すごくがんばる人だなあって思いながら聴いてしまう。
ELTの歌は曲がそれほど複雑ではなくて、凝ったつくりをしていない。 Aメロ、Bメロ、サビ、あとは繰り返しといった感じで覚えやすい。 詞も誰でもちょっと考えれば体験したり、 思ったり心当たりがあるようなことなので、身近に感じる。
「Rescue me」なんかは若い女の子の不安な気持や社会への矛盾を 上手に詞にしてあって、 これは若くない私にでも、とってもよくわかるけれど、 これを書いたのが男性である五十嵐さんということで、 なんて女性の気持がわかるんだろうとびびってしまった。 他の曲もなんて女心がわかる人なんだろうとずっと思っていたけど、 ここまで上手く書かれると怖いほど。
どの曲も本当にクオリティが高くて、しかしそれを強く感じさせないとてもいいグループなので、 これからどんどん最高峰といえるアルバムが作れるんだと思う。
限りなく優しく切ない詞がもうひとつステップアップすることを ファンとしては期待してしまう。 あと、歌い方はもとの素直な歌い方に戻してほしいような…。 たぶん「ファンダメンタル・ラブ」あたりは冒険だったのだと思うけど、 のどを大切に歌いつづけてほしいなと思う1ファンなのであります。
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