私の音楽日記

2004年09月09日(木) 「JUNKO THE BEST 」  八神純子  1980.10.21


八神純子さんの伸びやかな声はいつ聴いても美しい。
この声こそ天性の美声なんでしょう。
このアルバムはたしか八神さんのはじめてのベストアルバムだったと思いますが、ちょっと変った構成。
A面がポプコン関係のアーティストの名曲集で八神さんのオリジナル曲ではなく、
B面は八神さんの当時のヒット曲。
なんでこんな構成になったのか当時も不思議でしたが、今も知らない。
ジャケットはどこか不明ですが、真っ青な空とひびわれた地面のところに八神さんが立っておられて、
そこは砂漠みたいに乾燥しているような所で、八神さんの歌声が青空にひびきわたるイメージをこのジャケットで感じる。

A面のポプコン関係の曲はどれも地味ないい曲で、八神さんが歌ったことによって、脚光をあびることができた名曲ばかり。
1曲目の「うまくいかなくても」はとても青空に似合うパーッと広がるような歌。
八神さんの美声がより一層この歌を引き立てる。
2曲目の「愛色の季節」は松本隆さんの作詞で、お得意のしっとりした美しい歌詞に美しいメロディーの曲。
夢がいっぱいで、八神さんの美声がよりいっそう彩りを華やかにしているよう。
次の「Be My Best Friend」はちょっと洋楽っぽい曲で、英語の部分もきれいになめらかに歌える八神さんならではのこれまた素晴らしいメロディーの曲。
好きだった恋人と別れるのではなく、これからはまたお友達になれるというちょっと外国っぽい感じ。
「私の歌の心の世界」は高田真樹子さんの重いしっかりと足をふんばった感じの歌。
八神さんはやはりあの声なので、美しく熱唱している。
高田真樹子さんが歌うとたぶんぜんぜん違って聴こえるでしょう。
これもすごい名曲で力作。
地味な曲も八神さんが歌うと彩りがパーッと広がってカラフルになっていく。
B面は、当時飛ぶ鳥を落とすいきおいだった八神さんの怒涛のヒットメロディーで、
私は「想い出のスクリーン」と「パープル・タウン」が大好き!
今も元気に歌っておられるので、ぜひとも生で歌声を聴きたいです!!


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