2000年09月17日(日) |
五輪見聞録#5トルシエジャパン!やれるぞ! |
鮮やかだった。すばらしかった。今日のサッカー日本代表、どの選手も本当にすばらしかった。みんな、ものすごくよく動けてた。前戦南アフリカ戦のとき、結局は中田だけ、などということを書いたが、今日のジャパンはちがった。どの選手にもゴールへの執念が感じられた。そして、「戦術」をほとんど完璧にこなしてるように感じられた。凡ミスというシーンがほとんどみられなかった。ブラジルが「五輪名物」大ポカをやってくれたおかげで、2連勝したからといって決して安心できる状態ではない。南アフリカとスロバキアでは、南アフリカの方が1枚上であろうと私は思う。ブラジル対日本、ブラジルの大ポカはもう出てしまった。2試合連続気を抜いてしまうほど、甘いチームではない。厳しい、しかし今の日本代表はその厳しさを撥ね付けるだけの力があると思う。がんばってほしい。きっとやれると思うから。
田村亮子、8年ごし、いや、柔道生活18年の夢をかなえた瞬間。ふくらみすぎた周りの期待。注目を集めすぎた自らの存在。「最高で金、最低でも金」は、それ以外、自らには許されていないという、自らを鼓舞させるがための言葉、私はそこに悲壮感しか感じられなかった。この8年、まけたのは五輪決勝の2試合だけ。そして、8年目3度向かえた48Kg級五輪女子柔道決勝。力もあるのだ、技術もあるのだ、実力は十分過ぎるくらいあるのだ。そのことは8年前も4年前もそうだった。なかったのは一瞬の運だけ。今回は運すらも、その実力、その気迫で押さえ込んだようにかんじられた。絶対にそのポジションを逃さないために。そしてつかんだその栄冠。おめでとう。
レスリングカレリンの金メダルの可能性が99%なら野村は98%。それだけの期待と、そしてまわりから確信を与えられて向かえたシドニー、そのファイナル。わずか14秒、一瞬の閃光。連覇は当然、彼はそれだけの実力を備えた選手であると言うことをあらためて証明した瞬間だった。
田島、もしかしたらシドニー五輪が終わった時、私の心の中に残っているのはこの人の「クヤしー」という言葉かもしれない。なんのかざりもない、いつわりもない、その表情、その言葉は素直にみんなのこころに響いたのではないだろうか。しかし、今日もまだレースがあるのに夜中まで各TV局がひっぱりまわしたのが理解できない。そのために今日予選落ちしたのだとしたら・・・。
昨日と今日の五輪をみての感想。はじまったばかりなのに思うところは次々でてくる。やっぱりスポーツは純粋に面白い
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