林心平の自宅出産日記

2005年01月08日(土) おむつをはずす

 3歳8か月のまーちゃんが
「しーちゃんがうまれたらおむつがいるから、まーちゃんはおむつをしないで寝る」と言いました。
 まーちゃんは、ずいぶん前から、起きている間はおむつをつけないで、トイレかおまるで用を足していました。しかし、夜、寝る間だけはおむつをつけたままで、たいてい夜中に2回ほど、おむつ替えをしていました。
 そんな状態が1年以上も続いていたのですが、まーちゃんがそう言うので本人の意思を尊重して、夜、パンツで寝ることにしました。
 布団の上に、遠足の時に使うシートを敷こうとも考えましたが、妻が
「気づいたらプライドを傷つけてしまうよ」と言うので、いつもどおりに寝かせました。
 もちろん、寝る前には必ずトイレに行かせます。それから、ぼくが寝るときにも起こしてトイレに行かせます。起こすというよりも、実際は、寝たまま抱っこして便座に座らせ、そうすると、おそらくトイレの脱臭装置の音にうながされて、寝たままおしっこがでて、そのまま布団に戻しています。それから、午前3時くらいに目覚まし時計をセットして、再度、トイレに行かせる計画でした。
 
 ところが
「おしっこ出ちゃった」という声に起こされました。時計をみると、2時半でした。パンツ、パジャマズボン、下着のシャツ、パジャマの上着、シーツ、ふとんが濡れていました。すぐに着替えさせ、布団にはとりあえずタオルをかけ、その部分から離れた場所に寝かせました。
 翌日は、まだ、ぼくの起きている時間に
「おしっこ出ちゃった」と言われ、急いでかけつけると、まだ、パンツとパジャマズボンしか濡れておらず、布団は大丈夫でした。
 その翌日は、タイミングが合わず、2回布団が濡れてしまいました。
 4日目になって、初めて何も濡れない夜がやってきました。
 安心したのもつかの間、その翌日には、ぼくがすっかり眠りこけている間に
「濡れて冷たい」と泣いているところを、妻に起こされました。しかも、朝、ぼくが先に起きた時、トイレに連れて行かなかったら、また、濡れてしまいました。

 あれから特に本人は、パンツで寝ることを話題にしていません。布団を濡らさないようにするために、2時に目覚ましをかけています。毎晩どきどきしていますが、これもいつかは通らなければならない道です。
 それに、まーちゃんも、まーちゃんなりに、しーちゃんのことを考えて、頑張っているのだと思うと、じーんとしてきます。

 考えてみると、ぷーちゃんがうまれてから、この正月で6年になりますが、その間、おむつを使わなかった日はありませんでした。ぷーちゃんがおむつがとれる前にまーちゃんがうまれたのです。しーちゃんがうまれるまでのこれから3か月間が、6年ぶりにおむつのない生活です。
 洗濯干しにおむつのひるがえっていない光景が、なんだか物足りないような気持ちがします。また、すぐに、そんなことを言っていられない、おむつだらけの日々がやってきます。


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