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思い出の貝殻をお気に入りの小瓶に詰めたら・・・
耳に近づけてそっと・・振ってみてください
懐かしい音が聴こえて来ませんか！？
遥かな誓い
photo by 月とサカナ
あの微笑に逢いたくて
またこの場所に来てしまった
まだシフォンの衣(きぬ)さえも
乾かないというのに
ここに来れば
必ず逢えると信じてたのに
いま・・
あなたが居ないことが
とても不思議
見えない時間(とき)が
確かめようのない心流を探り
押し寄せる不安は
私を羽交い絞めにするのに
またこうやって来てしまうのは
わたしの愚かさだと
とっくに気づいている
あのとき・・
あなたの陰を見たくなくて
無理して作った笑顔に
きっとあなたは気づいていたのね
あのとき・・・
いつかこの時流(とき)が止まり
ふたつの時計が
別々の時を刻みはじめること
きっとあなたは感じていたのね
いまは わたし
この場所でひとり
あなたが居ないことを
体中で受け止めようとして
埋まらない時を
じっと耐えているけれど
いつかは・・・きっと
あなたのこと
笑顔で思い出すことができる
時流(とき)がわたしに
変わることを教えてくれる
だから
その時が来るまで
無理に忘れなくてもいいよね
その時が来れば
笑ってさよならを
言おうと思うから
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