Title / Place of peacefulness(安らぎの場所)
◆Thanks◆
 music by Are you
picture by LOSTPIA



思い出の貝殻をお気に入りの小瓶に詰めたら・・・
耳に近づけてそっと・・振ってみてください
懐かしい音が聴こえて来ませんか!?



2004年2月19日(木)

 


 
<オペラ座の怪人  娘と・・・>

朝一番の高速バスで娘のいる都市へ向かった
娘と落ち合った後また別の高速バスに乗り・・・
劇団四季の「オペラ座の怪人」を観てきた

かねてから観たいと思いながらも愚図愚図していた
だが昨年末、3月が千秋楽だと聞き慌ててチケットを予約した

娘とは成人式以来の再会
積もる話も(普段はついメールで済ませてしまう)・・・

一時間余のバスの中でお互いに近況を話す
こちらからの話題を短く切り上げて娘の話に耳を傾ける

現在外国語学部に在籍している娘は
今秋か来春の留学を考えている
今はある団体の奨学生募集にターゲットを絞り
申請書を出したところだそうだが、
全国で20人しか取らないという
かなり競争率の高そうな内容だ
たぶん無理だろうから・・・
だから他の方法も視野に入れているらしい

留学生について・・・
最近、国家間の文化の違いなどからくる
いろいろな問題が起こっている
心配し出したら限がないくらいだ
それでも留学することは本人の入学時からの
いや志望学部を決めた時からの強い希望
そして彼女が目指すものへの第一歩なのだから
親として心から応援してあげたいと思う

いろいろな話しを聞きながらあっと言う間に到着
ゆっくり昼食を取り、劇場の扉を開く・・・

前から4列目の席は出演者の顔も表情も
はっきり捉えることができた

迫力ある舞台装置に魅入り
衣装の美しさに魅せられながら
そこが舞台とは思えないくらい
オペラ座の中へと惹きこまれていく

その中でも俳優の歌声は圧巻だった
殊に主役の怪人ファントム
彼の憂いを帯びた量感ある響く歌声
今でも耳に残る程だ
数奇な運命と偏曲した愛情にも涙した

劇場を出てしばらくの間、
余韻がふたりを包み、話題から離さなかった

帰りはお互いの都合のため同じバスには乗れなかったが
ショッピングをしたり話したり
娘との楽しい時間を過ごす事ができた

そして今すっかり怪人に惚れてしまった私がいる

 < 前へ  トップ&もくじ  次へ >


siki [MAIL]