美容院に行って、三島「鹿鳴館」を読了。 個人的には、「近代能楽集」の方が好み。 やはり、三島は好き
「あなたの髪、・・・・この黒い髪、・・・・ 会わないでいた二十年間の間というもの 夜の闇が夜毎に染めて、ますます黒く、ますます長く、ますますつややかに なったこの髪・・・」 「この髪の夜は長くて、夜明けはいつ来るとも知れません。 髪がすっかり白くなり、私が女でなくなるときに、曙がその白髪を染めるのですわ。 悩みもない、わずらいもない、その1日になにもはじまる惧れのない曙が」
三島は曙、夕暮れ時の太陽に異常に魅力を感じていると思う。
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