雨。
部屋の中で雨の音を聞いていると フランス旅行を思い出す。
ひとりホテルの中で降りしきる雨の音を聞き 目覚める。 雨の散歩は憂鬱だが、 五感で感じた感覚は、記憶に深くおさめらている。
「文盲」が終わったので、次のフランス語本は 「別離のとき」ロジェ・グルニエ 背伸びして、バルザック「谷間の百合」を読んでいる時は 苦戦したが、こちらの作品だと、短編集なので 比較的とりかかりやすい。 男女の悲哀を描いた作品。 早く続きが読みたいので、少しでも空いた時間に 辞書を調べながら読む。 バタイユ「眼球譚」も買った。 仏語でエロティックな描写をどう表現しているんだろう 普段、使うことはないだろうけど
「約束の旅路」を見に行く 生きる為にエチオピアからイスラエルにユダヤ人と偽って 移住する少年の成長物語。
泣けた。 少年の周りの人々の溢れる愛情がおしつけがましくない。 自分の人に優しく接しようと思った。
唐突な終わり方が残念だった。 が、飽きさせない素晴らしい作品
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