りえるの日記

2007年05月30日(水)

雨。

部屋の中で雨の音を聞いていると
フランス旅行を思い出す。

ひとりホテルの中で降りしきる雨の音を聞き
目覚める。
雨の散歩は憂鬱だが、
五感で感じた感覚は、記憶に深くおさめらている。

「文盲」が終わったので、次のフランス語本は
「別離のとき」ロジェ・グルニエ
背伸びして、バルザック「谷間の百合」を読んでいる時は
苦戦したが、こちらの作品だと、短編集なので
比較的とりかかりやすい。
男女の悲哀を描いた作品。
早く続きが読みたいので、少しでも空いた時間に
辞書を調べながら読む。
バタイユ「眼球譚」も買った。
仏語でエロティックな描写をどう表現しているんだろう
普段、使うことはないだろうけど

「約束の旅路」を見に行く
生きる為にエチオピアからイスラエルにユダヤ人と偽って
移住する少年の成長物語。

泣けた。
少年の周りの人々の溢れる愛情がおしつけがましくない。
自分の人に優しく接しようと思った。

唐突な終わり方が残念だった。
が、飽きさせない素晴らしい作品


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