「ノルウェイの森」を読了。この本がベストセラーになった頃、私は高校生で、周りの友達が騒いでいたのは、性的描写が多かったからだろう。この本の微妙な気持ちの揺れを理解できていたかは謎。大切な人を自殺で消滅させるのは、若干、唐突すぎるかな。読んでいて、手紙はいいなと思った。便箋に向かって、相手を思いながら思いを綴る。直子への手紙はいつも美しい文章を心がけた。感銘した本、映画、美しい景色等。そうすると自分がなんて素晴らしい世界に暮らしているんだろうと思えたと。手紙には魂が宿る