荷風は戦争時代には殺伐とした世の中を見たくないからフランス語の聖書を読んでいた。クリスチャンではないが、弱者が勝つ世界をあらためて読むと心がすがすがしくなるというような事を言っていた。フランス語の聖書。欲しいな.実家に帰ると、母がゲーテ詩集の格言を壁に貼っていたから笑った。近所の歯医者さんに書いてあって、いい言葉だからメモして、自分で筆で書いたらしい。未来のことは神にまかせて、前向きに生きようという内容だったと思う。年寄りは変なことをする。