** はは侍 **
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2004年12月21日(火) いたいのさん

後追い真っ盛りの妹0歳ちゃん、
食事中もモチロン擦り寄ってきます。

母や姉2歳のイスの下をゴロゴロはいはいしながら、
かまって光線をびゅーびゅー出しているわけですが、
テーブルやイスの足で頭をぶつけることもしばしば。

こっちだってねー、鮭ほぐしたり、野菜をムリヤリ食べさせたりと
姉の食事の介助で忙しいんだから、ずっと見てられないんだよねー!

で、またしても頭ぶつけて号泣してるんで、
あちゃー!とかレトロな舌打ちをしつつ、
抱き上げてやるハハ。
定番の♪いたいの いたいの とんでいけー!をしていると、
姉2歳がめそめそ泣き出した。

いわく、

「いたいのさん、とんでいっちゃやだ〜!!」とのこと。


あのねー、いたいのはイヤでしょ?
だからさっさと飛んでいってもらうの!と諭してみるも、
いたいのさんはいい子だ!自分もいたいのの国に行くんだ!
というようなことをべそかきながら主張する姉2歳。


いたいのの国・・・!
それは飛んで行ったいたいのさんたちが集う国なのでしょうか?
やめなよ!そんな国に行くのは!!


思えば、姉2歳はセンチでリリカルなお子です。
なにかがなくなっちゃうとか消えちゃうということに対して
強い喪失感や悲しみを抱くようなのです。
例えば、川の流れに呼びかけ→「あたしも海につれてってよ〜!」
走る雲に涙し→「あたしも雲さんのおうちに行くのー!」
テレビ番組の演出なんかで、背景が消えちゃったりしても、
「うわぁ〜!なくなった〜!!」とか泣き叫んだり。
ろうそくとか雪だるまとか、消えてなくなるものも
つらいらしいです。
なんなんでしょうね、コレ。
やっぱりハハに似ておデリケートなのかしら?

ということで、おデリケートなハハらしく、
今日はポエムで落としてみようかと。



【おセンチなキミへ 〜娘へ捧げるバラード〜】


泣かないで、娘よ。

いつかキミがもう少し大きくなり
言葉を上手に操れるようになったとき、
きっとそのさびしさは心の糧になるだろう。
絵画や文学や映画のなかで、
古今東西のおセンチちゃんたちの声を
きっとキミは聴くことができるだろう。

時空を超えたおセンチ友達=おセ友。
それはキミの人生に
深みと彩りを与えてくれるステキな薬味だ。

だが、娘よ。
これも忘れないで。

「人間」は人の間にあるのだということを。
「人」という字は、ひとりではできないということを。
そして、「入る」という字もまた
ひとりではできないということを・・・。




なんか中途半端なオチになってしもうた・・・。
というか、日記にオチをつけなくてもべつによいのでは?


komuko |MAIL