そよ風


2005年05月19日(木) 今はメール、昔は文通?

昔、私がまだ少女だった頃、インターネットやメールというものは
この世の中に存在しなかったと思います。
家に電話があるということすら珍しい時代でした。

そんな時代、私は文通が大好きな女の子でした。
長い間、ペンフレンドだった関東の男の子とは、小学時代の
学習雑誌の文通コーナーで知り合いました。

これって、今でいう出会い系サイトになるのかしら?

当然、手紙は親の目にも触れるわけですが、特に反対もされず
けっこう長い間続きました。
手紙は、学校のこと、地域のこと、趣味のことなど、くそ真面目で
平凡な内容でした。
きっと、お互い、相手のイメージを自分の好みに勝手に作り上げて、
文通を楽しんでいたのでしょう。
何年か後、写真を交換した時、正直言ってガッカリしました。
よくある話です。(ごめんなさい。お互い様だと思いますが)
ただ、もう高校生になっていたので、そんなことで文通を止めたら
失礼になるのでは?(きっと、これもお互い様だったと・・)と
文通は続きました。
二人とも筆マメだったせいもあるのでしょう。

ペンフレンドである彼は、その後「日本光学」という会社に就職、
そこで、ほんとうの良き伴侶と出会い、結婚されました。
彼女の写真も送っていただきました。

もうその頃は、年に数通の手紙の交換となってましたが、その結婚
報告を機に私達の文通は自然消滅となりました。
かれこれ三十年以上も昔の話です。

特に恋愛感情もなく、何だったのでしょう・・・

しかし、最近になって、デジカメなどが好きになった私は、
「日本光学って、ひょっとしてニコン??」と、フと思って
なにげに昔の文通相手のことを思い出してしまいました。

きっと、もういいオジサンでしょうね。
(孫を抱いているおじいちゃんかも)

お互いさま・・・


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