先日、高校時代のブラスバンド部同窓会の案内メールが届いた。 「クラリネット四人娘へ」と宛てられたメール。
ウフフ・・・ありがとうございます。 かつての四人娘は全員スクスクと成長しましたよ。 昔は一生懸命クラリネットを吹いていた四人おばさん達、 今、口から流れるのは音楽ではなく、にぎやかなお喋りばかりです。
同窓会の世話役をして下さっている同期のY君とは、 メールといえども高校卒業以来、約35年ぶりの対話、
しかし悲しいかな、この年代の話題は久しぶりとはいえ、 ほぼ半分の確率で介護の話題になってしまう。
Y君のお宅でも、奥様とヘルパーさんとが年老いたお母様の介護をされる毎日、 とても大変な様子がメールでも伝わってくる。
同期の別な友人からも、認知症のお義母様の介護を 家族と交代で24時間体制で行っていると、先日メールがあったばかり。
子供の幼稚園時代のママ友達とも、会えば介護の話で長くなる。 以前は学校の話や趣味の話ばかりだったのにね。
五十代になり、家のローンも終わり、子供達がやっと経済的に独立して ホッとするのも束の間、双方の親が年老いて介護が必要になってくる。
といっても、私の周りの三人は(主人の両親と私の母) 全員八十代に突入したが、揃いも揃ってこちらが負けそうなくらい元気だ。 (皆、クチが一番元気、というのがちょっとネ・・)
自分を情けなく思うことは、
親の介護とはほとんど無縁に生きている同年代の人達を、 無性に嫉妬してしまう時があるということ。
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