おもいのかけら
秋里彩華



 別れのまえに

「別れのまえに」

花のように
かれてゆく
あなたのそばで
だまってそれを
見ていることしか
できなかった
もはや
あなたを
救えるものはなく
せめてこの
てのひらの
ぬくもりを
あなたの
いのちに
やきつけて
おきたいのです

2004年08月15日(日)
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