Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年12月29日(月) |
will be haunted by the memory of her smile |
目を覚ましたら左脇にカピバラが寝ていた。ふわふわでのほほんとして、隙間風などふさいでいる。無言で見つめあった後、やおら手にとって「高いたか〜い」と上に差し上げてみる。「・・・パブリック・イメージが」と一人でつぶやく。うーん。 モノが増えるのが嫌いな片づけ魔なうえに、インテリアにはこだわりがある。なので「ヌイグルミ」なんていう代物はもう10年くらい無縁で、ましてこの大きさは小学生以来だ。 ちっこい左の耳をつかみあげて、ふいふいと揺すって「痛い痛い痛い?」とやり、今度は右耳をふいふいと揺すって「釣合い釣合い」と言う。 ・・・なんか楽しいw
11時頃に母が来たので驚く。面会時間は13時からなのに堂々突破していることもあるが、それよりも、実は一昨日の夜母と大喧嘩して、もう沖縄に帰ってくれと言ったのだ。(父はその前日に先に帰っていたが、母は私が退院するまでいると言っていた。母こそ仕事で忙しい筈だが) 要点だけ言うと。私は母に「子宮も卵巣も取られたと聞いてショックを受けた」と言った。そしたら母がすかさず「自分が全部取れって言ったのよ?!」と言ったのだ。・・・つまり、術前に医師と、腫瘍が良性と悪性の境界上にある場合はどうするかについての話し合いがあって、そこで私は「子供を産む予定はないので、必要ならば全部摘出してもいい」と承諾を与えたのだ。 呆れた私は、「・・・あのね、そういう問題じゃなくて。摘出していいと言うことと、実際にされてショックを受けることは違うでしょ?」と言ったが、母は全く理解出来ない様子だった。 ちなみに怒って母を帰した後、父に電話した時、全く同じことを言われたので驚いた。父は私がショックを受けるのは理解できないと言い、「おまえが医者に全部取っていいと言ったのを聞いて、ショックを受けたのはこっちだ」と言ったのだ。・・・うちの両親は、私が子供の頃から子供は産まないと言い続けたのを無視して、ずっと「結婚しなくてもいいから孫を産め。とにかく産め。産めば財産をやるが、産まなければ1円もやらない」とまで言い、私を心底苛々させてきたのだ。 「・・・お父さんなんて大っ嫌い」と言って電話を切った。お子ちゃまだって? ええそうですとも。
今日現れた母に私は、「一昨日は申し訳なかった。親にたてついたからにはもう一切世話にはならない」と言った。しかし母はにこにこして、一昨日のことは気にしないで忘れようと言う。・・・思わずしみじみと、「あのさあ、お母さんは私に対して下手(したて)に出過ぎるよ。ひとごとみたいに言うけど、それはおかしくない?」と言ったら黙っていた。世の中に内弁慶というのは多いと思うが、母は全く逆で、対外的には先生と呼ばれ敬われているのに、家庭では完全に自分を一番下に置いている。 そして私は一昨日母を怒鳴りつけたことで(と言っても今の私の体調では、本当に「怒鳴る」のは不可能だけど)心底いやな気分になっている。昔から私は母に辛く当たるといつまでも―――それこそ何十年も心が痛むのだ。・・・ああ今回のも残るぞ。病室のカーテンの下に母の靴先が見え、それに次いで、雄雄しい決意をした少女のような笑顔で入ってきた母親の姿が、この先一生忘れられないんだ。
母は明日帰ることにしたと言う。元ダンナが今日来てくれると言ったら、それなら安心だと喜んでいた。母と喧嘩したと聞いた元ダンナが、有難いことに今日から来てくれるのだ。14時半に現れたので、母はしばらくしてから帰る。 元ダンナは面会時間の20時過ぎまでいて、私の荻窪の留守宅に泊まりに行く。 (2/7up)
will be haunted by the memory of her smile (母の笑顔が脳裏を去ってくれないだろう)
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