Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年10月31日(金) |
I can't use |
19時から荻窪のリンキーディンクでSBバンドの、リハ。 10分遅刻。「今日は一番乗りを狙う」とbbsで宣言しておいたのだが、いつも一番乗りのモッチー(g)が「渋滞にはまってしまい、やや遅れそう」とメールをくれたのを見て、ふと余裕を感じてメイクしてしまったらこうなった。遅刻魔というのはこのように、待合せ相手が「やや、遅れそう」と言っただけで、頭の中で待合せ時刻がすっと15分くらいズレたりするのである。なので、コーさん(drs)に「遅れる」というメールを入れてはいけない。モッチーも同じことをちゃんと考えたようで、遅れるというメールの宛先は国王(b)と私のみになっていたw しかし。そのコーさんが何と20分遅れで到着。早!!(遅刻だけど) ・・・これはうかうかしていると、そのうち抜かれるな。
今日のリハで嬉しかったのは、XeroXのノリが初めて少し取り戻せた気がしたことだ。 私にとってのXeroXの定義は、言ってしまえば、私の公私混同バンドだと思う。私の自我が全体を覆っているようなもんで。それぞれのメンバーとプライベートでかなり深く関わり、それぞれに愛情を持ったし、持たれていた筈だ。だから、その真ん中で私が歌うことは、私が何のこだわりもなく、既に個々のメンバーに見せているままの自分で歌えばいいということだ。―――それが客観的に見て最良の結果につながるとは限らないのは、私がメンバー内で自分を一番ヘタクソだと認識していたKinkstonesにおいて一番力を出していたことからもわかる。しかしやはりそれでも、自分が一番自分らしくあるというのは、最も幸せな状態だ。 かつてLEO(g)に「僕は'Vow'が好きなんじゃなくて、Bunnyさんの歌っている'Vow'が好きなんだ」と他のメンバーの前で言わせたような歌い方が、長いこと出来ないでいたが。それをちょっと今回、取り戻せたかもしれない。
シンガーって、皆どうやって自分の歌い方を見つけるんだろう。ニール・ヤングのあの全てが不安定な素人くさいボーカル、あれは何も考えずにやっているのか、それとも思考錯誤の末にああなったのか。いずれにしても結果的には彼の歌は感動的だ。 ビリー・コーガンの、変質者っぽい腑抜けな歌い方はどうやって生まれたんだろう。私だけの耳元に直接ささやきかけて骨抜きにするあの甘い声は。 それからマイケル・モンローの、一音ずつ叩きつけるようでどの音もフラットしちゃっているような、なのにこれで完成していると感じさせる魅力は何なんだろう。 アンソニー・キーディスについては、分析の余地もない。自分をただそのまま出してしまっている声。「誠実」という表現がぴったりなほど、迷いや願いがにじみ出ている歌い方。 私はいまだに、自分がどういう声を出せばいいのかさえわかっていない。極端にいえば、声帯の使い方さえわかっていない気がする。
そういえば兎(Bunny)って、声帯の使い方を知らないんだっけな。
I can't use (使い方を知らない) *Vow / Garbage (1995) の歌詞。
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