Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年03月11日(火) |
You dont have to put on the red light. Those days are over |
ABCのニュースによると、アムステルダムのレッドライト地区が、浄化されつつあるらしい。あの有名な飾り窓の多くが、ブティックのショーウィンドウになってしまったとか。昨年、大手売春宿のオーナーが事業全体を売却したのがきっかけではあるらしいが。
狭い通りにずらりと並んだ飾り窓。つまりガラス張りの部屋。中には一人、まれに二人の下着姿の女が、通行人に流し目を送っている。ガラスにその裸身を押しつけて、手招きするのもいる。客がついた部屋は、カーテンを下ろす。暗い夜に、赤いライト。 あれを実際に見られたのは良かった。観光客も女も一人も歩いていないブラック・ゾーン。そこを、コーヒーショップ(マリファナを吸わせる店)の店員に案内させて歩きまわったのは、かなりの得がたい体験だった。2002年にロンドンへ2週間旅行した際、ふと思いついてアムスに一泊旅行した時の話。
「あれ」は私には出来ない。からだを売ることは簡単かもしれないが、あの、ずらりと陳列された中の一人になるのは無理だ。 しかし「あれ」は、私に何とも鮮烈な印象を残した。
2005年に、私に溺れていく彼氏を見て、これを書いた。
私は何というか単純に、あれが無くなってほしくない。レッドライト地区は、その実情と裏腹に、見ていて美しかった。「悪徳」という言葉――私が心から嫌悪する日本のお笑いじみた風俗産業には絶対に存在しない美しい言葉が、とても似合った。 あれがなくなるのは、私にとっては、何か綺麗な生き物が絶滅するようだ。
You dont have to put on the red light. Those days are over (もうレッドライトはつけなくていい。状況は変わったんだ) *Roxanne / Police (1978) の歌詞。
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