Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2008年01月31日(木) |
A picture is worth a thousand words. |
ああ、アメリカに行って投票したい。
ヒラリー・クリントンは面白すぎる。呆れるほど感情を丸出しにしているくせに、CBSのインタビューで「あなたが最後に怒ったのはいつ?」という質問に対して、「私は怒るのが嫌いなので、怒らないようにしているの。最後に怒ったのは、明け方にうちの犬になめて起こされた時ね。でも怒って犬をびっくりさせちゃって可哀想なことをしたわ」(以上Screaming Bunnyの記憶によるダイジェスト訳)などとしゃあしゃあと言ってのける。その舌の根も乾かぬうちに、アイオワで大敗して激怒する。その後ニュー・ハンプシャーで勝って得意満面。 「女である」というだけでも価値があると思っていたが、「女に任せるからこんなことになるんだ」と言われる危険性もかなり孕んでいるなあ。
ちなみに上記の同じ質問を受けて、「昨日」と即答したのがジョン・エドワーズ。インタビュアーに「他の候補は皆、『ええっと・・・あれはいつだったろう』って答えるんですよ」と言われ、「そんなのは嘘だよ」と爽やかに言った彼が私のお気に入りであったが、そのエドワーズも潔く機を見て昨日撤退してしまった。
共和党はもうどうでもいい。腹黒そうなジュリアーニが降りたのは大変よろしいが。
バラク・オバマに投票したい。この人は、知れば知るほど驚きだ。 昨日出たニューズウィーク誌によれば、オバマは、黒人の少ないホノルルのエリート校にいた当時のことをこう述べている。「私はアメリカで、黒人の男性になろうとしていた。見るからに黒人である、ということをのぞいては、周囲の人間は誰も、黒い肌をもつことの意味がよくわかっていないようだった」 「見るからに黒人である」とは、なんとも、聞くだけでため息が出る。彼は母親が白人なのだ。この状況、この言葉は、そのまま文学になる。
その経歴は道徳の教科書に載せたいほどで、ひたすら金にならず他人の為になる道を選んできたようだ。その一方では、若い頃に酒・煙草・マリファナ・コカインをやっていたことも認めている。
「世の中をより良く変えたい」などと本気で思う人間が、本当にこの世にいるんだろうか。私のような徹底的に駄目な人間は、他人がカネの為にこしらえた建築物を見てすらめまいがする。それをつくり上げる手間と時間を思うと、気が遠くなるのだ。なのに利己的理由ですらなく、社会の為に身を捧げるって? マーティン・ルーサー・キングJr.の、"I have a dream."という言葉で有名なあの演説の録音を聴いていると、どんどん熱狂的に高まっていく声音に、感動するよりも恐怖心が先に立つ。考えている内容が真逆なだけで、質的にはヒットラーと同じような人物ではないかとすら思えてくる。オバマが演説する時の口調はそのキング牧師に似ているが、しかし狂信的な感じはなく、ただ理性と確信に満ちている。 世界を救おうとしている気違い―――例えば捕鯨船に体当たりする左翼連中など、殺意に近い嫌悪を覚える手合いはいくらもいるが。オバマを見ていると、澄んだ目で世の中を変えたいと思っているように見えるのだ。 子供の頃から現在まで、どの写真を見ても、なんとも真っ直ぐなあたたかい表情をしている。
人間は見た目じゃない、などと寝言を言う連中がまだまだ多いが。実際に人間は、その長い歴史において、ずっと見た目で他人を判断してきた。今もし続けている。 オバマは黒い肌というわかりやすい見た目で差別され、今はそれを武器にして戦っている。そして、その見た目―――顔が非常にいい。
A picture is worth a thousand words. (一枚の写真が何よりも多くを語る=百聞は一見に如かず)
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