Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2007年02月14日(水) |
Trick Or Treat |
ううむ。確か昨年末の時点で、バレンタインまでに彼氏をつくると宣言したような気が。で、今日ってバレンタインなわけね。 水曜は今のところ一番授業が忙しい曜日。先週生徒の一人に、「来週は授業はお休みにした方がいいですか?」なんて気を使われたりして。いえもう、全然もう、何ひとつ予定なんかありゃしませんから。 雨だしね。(昨夜も雨女の生徒が遅刻したから、だから今日は朝から雨なのよ)
今年のバレンタインは、ふたつのバンドメンバー全員ぶんのチョコを買い、更に本を4冊オーダーした。 たまたま先日、お友だちであるミステリー作家の大倉崇裕さんの本が文庫化されたので、チョコレート代わりに元ダンナ、雅樹、BZ、ジンナイくんの4人に贈ったのだ。本は好みがあるからプレゼントには向かないと思うが、この4人は最初の3人はかなりの読書好きだし、ジンナイくんもチョコより本を希望した。(結局チョコもあげたけど) 何より大倉さんの書くものは、誰が読んでも不快な筈はなく、軽いのに読み応えがしっかりあって、私としても安心してひとにお薦め出来るのだ。 これは大雑把に分けると、ジェーン・オースティンの「エマ」(1815年)のような小説と同じだ。時代もテーマも背景も文体も全く違うが、両者とも読んでいる数日間の気分を浮き立たせ、一気に読むのが惜しくてちょっとずつ引き伸ばして楽しんだりしてしまう。 ジェーン・オースティンも大倉崇裕も、いい意味で非常にフィクション性の高い(荒唐無稽ということではない)小説を書いているが、どちらもベースに自分が実際生きている世界を踏まえたリアル感がある。徹底的なフィクション、徹底的なリアルという小説も悪くないが、リアルを背負った自信を持って「お話をつくる」んだとしたら、それが最高のエンターテインメントになるのは当然だろう。
今回贈った本は「無法地帯」という。私は2004年に新刊で買ったが、ヨシト(g)に貸したら大好評だったので差し上げた。 この本は怪獣フィギュアや食玩のマニアの世界を扱っているのだが、その世界に全く興味のない人間でも、ちゃんと解って、しっかり楽しめる作品だ。逆に門外漢ならではの驚きと笑いもあって、一ヶ所爆笑したくだりもあった。 そして勿論、その世界の人間なら、何ともいえぬ手応えがあるだろう。
ところで私のこのサイト、実は最初の半年は'Reading Mania'というベタなタイトルの読書サイトだった。 以下は、当時からbbsに書込みしてくれていた栄えある「会員No.1」の武田くんが、「無法地帯」読後に私にくれたメールの一部。
あれは良い本でした。 「己の生き様を貫き通す」といった、いわゆるハードボイルドのカテゴリになると思うのですが、他のそれはあんまりピンと来ないものばかりなんです。ところが本書は自分と非常に近い価値観の者ども揃いで、彼らが命がけで貫き通そうとするものの、胸への迫り具合が半端じゃなかったんです。
つまり、僕が読んだ中では一番の「ハードボイルド」の傑作です。
・・・感動的だなあ。
Trick Or Treat (ミステリー小説もしくはお菓子) *Nirvana のアルバム。(1991) *本来は勿論ハロウィーンの決まり文句。
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