Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2007年01月26日(金) |
Outside there's a world waiting |
Nobu(b)は15時過ぎにうちから出勤。今日は珍しく余裕を持って出た。
二時間くらいして、食事する。夕べリハ後に薄いピザ一切れ食べたのを除けば、まる二日ぶりの食事。チーズクロワッサン、ハムエッグ、林檎、コーヒー。こういう食事が一番好き。毎食こうでもいい。洋風の朝ご飯みたいな、素材だけの食事。
YouTubeで偶然見つけた映像に涙ぐむ。これは、三ヶ月前にやはりYouTubeで、ステージで怒り狂うシャーリー(ガービッジ)を見て以来の、胸に迫る映像だ。あの時も、観客に水鉄砲の水をかけられて、唾を吐きかけられたと勘違いして火がついたように怒っているシャーリーを見て涙が出たが。 今回もまた、本音をむき出しにしている20歳の女の子。自分でも音痴だとわかっているが、オーディション番組に出て、「私には、歌えなくても次代のアイドルになれる資質がある。歌うことは大好きだから、あなた方が歌い方を教えてくれれば覚える」と涙ながらに訴えるのだ。そして審査員たちに、「これは歌のオーディションだから」とにべもなく(当然だが)断られ、激昂する。 ───救いようのないアホだし、こんな子とは関りたくもない。けれど、この臆しない態度は尊敬に値すると思う。 この子は、よくわからないことは、とにかくやってみようと思ったのだ。完璧に間違っているかもしれないが、誰がそれを決める? 少なくとも誰かが彼女にやらせるというのなら、やってみればいい。ダメ出しは他人に任せればいいことだ。自分で謙虚に自分を限定していては、いつまでたっても成長なんか出来ない。 私もそう思ったから、いきなりロックバーを辞めて、英語講師になるというムチャをしたのだ。自分で納得できる実力がつくまで待っていたら、一生かかっても無理だと思ったから、見切り発車した。やってみたら出来た。逆に実力は、教え始めたらどんどん身についた。この一年あまりで、リスニング力も語彙も格段に上がった。
そもそも。実際のロック・アーティスト達がみんな謙虚だったとしたら。音楽シーンはどんな寒々しい状況になっていたことか。ニール・ヤングのようなヘタクソが歌おうと思ったことの素晴らしさ。よくぞ歌おうと思ってくれた、と聴くたびに感謝する。 オアシスのリアムは───あの愛すべきどアホは、「世界一になろうと思った」と言って、なったのだ。
願わくばあの20歳の女の子が、この先もっともっと体当たりで多くの経験をして、学び、伸び、魅力的になるように。 きっと、夢のように豊かな人生が待っている。
Outside there's a world waiting (そこに、世界が待ち受けている) *Taking Islands in Africa / Japan (1980) の歌詞。
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