Rocking, Reading, Screaming Bunny
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Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年12月24日(日)  Baby this is the end

17時に初台でジンナイくんと待合せ。の、筈が。
家を出たのがその時間。・・・うわあ、このセリフ、最近たて続けに使ってるぞ。おかげで移動時間=遅刻時間じゃないか。
ドアーズ横のカフェに50分遅れで到着。遅れたくせに開口一番「暑い・・・アイスコーヒー飲みたい」・・・真冬に汗ばむくらい急ぐ気があるのなら、何故もっと早く出られないんだ。

今日のライヴ(Unti-Christmas)はジンナイくんのおごり(二人で一万!)。スポンサー様のお好みがフェミニンとうかがったので、せめてお好みにそうように心がけた。紫のワンピース、ワインカラーのタイツ、ピアスとペンダントは揃いのピンクがかった薄い紫、指輪とブレスレットは揃いの薄紫のビーズ、アイラインはピンク、シャドウはパープル、口紅はローズピンク、爪はピンクがかったシャイニー・パープル。
と、ここまでコーディネートしたのに、結果的に今日は全然美人じゃない。こういうのは本当に不思議だが、違うものは違うのでしょうがない。ちっ。
思い出すのは2003年のクリスマス。やはりご招待でこのドアーズのUnti-Christmasに来た。その時の私は、自分ではかなり満足のいく仕上がりだった。だからつい、そのまま帰りたくなくなって、ご招待主との飲みを途中で切り上げ、違う男の部屋に行ってしまった。で、後で後悔した。いい人だったし、私にお金も惜しげなく使ってくれたし、こちらの好みをしっかり把握してくれて、CDなら'By The Way'をかけ、DVDならホールを流し、コーヒーならキリマンジャロを入れ、アイスクリームならハーゲンダッツを買ってきてくれるような人だった。でもやっぱり、愛してない人と寝ると、後味が悪い。翌日それをしみじみ感じた。
──で、反省して今はやらないようになったのかって? なるわけねーじゃん。「経験から学ぶ」のが嫌いだって広言してる身だしね。

しかし今日気づいたが。思えば初台ドアーズに来る時って、いつもご招待ばかりで、お金を払ったことが殆ど──いや、一度もない。ふと、Screaming Bunnyになって以来のコンサート記録を調べてみたら、プロのコンサートはかなりの確率でご招待もしくは人様に払って頂いていたことが判明。────女で良かったなあw(皆さま、本当に有難うございます)
余裕でコーヒー飲んでから、ドアーズに入場。ちょうど演奏が始まるところ。PANTA、アキマさん、石田さん、その他のミュージシャンでの軽いセッション。
続いてアキマさんの演奏。最前列にいたなかむらさんが場所を譲ってくれたので、一番前で観られた。アキマ&ネオスでないことだけは見当ついていたが、どういう構成で何をやるのが不明だった。そしたらアキマ&イシダの二人でティラノザウルス・レックスをやってくれた。要するにこれは毎年9月30日(マーク・ボランの誕生日)にやっていたディープ・T-REXだ。今年は観るつもりでいたら、アキマさんが今年からやらないと言ったのでがっかりしていたのだが。思わぬところで観られたのが嬉しかった。マルコシアス・ヴァンプの曲もやってくれた。その後、アキマさんはアコギをエレキに持ち替え、イシダさんがドラムセットでの演奏となった。ギターとドラムだけなの?とびっくりしたが、これが全く不足を感じさせない音の厚さ。要するにアキマさんのギターも声も、共に重たい粘っこい色気があるので、空間がきっちり埋まるのだ。ああいう声が出せたらいいなあ。マーク・ボランよりやや高く、ややフェイク感が強い。

次が、PANTAの出演する映画の宣伝。監督や出演者が出てきて喋るのだが、とにかく長い。正直殆ど興味もない。荻野目○子という女優も出てきたが、この人が喋ると催眠術にかかったように眠くなるのでまいった。冗長なのだ。これの終わり頃にジンナイくんと逃げ出し、オペラシティに時間つぶしに行く。次もお笑いだか何かの出演ということになっていたので、終わった頃に戻ろうと思っていたのだ。
メキシコ料理店で結構きっちり食べ、一時間ほどして戻ってみたら、締め切ったドアの向うに聞こえていたのがPANTAの声。げっと思ったら曲がPANTA&HALの「つれなのふりや」
うわっと慌てつつ飛び込んで、前の方に戻ったら「マラッカ」が始まった。続いて「The End」を熱唱して、まさしくジ・エンド───終わっちゃった。・・・うっそ。
ねふーどさんに訊いたら、あのトークの後、何故か予定されていた別の出演者は抜きで、いきなりPANTAの演奏が始まったらしい。
「ルイーズやった?」「うん」、「屋根の上の猫は?」「うん」、「・・・嘘ーーーーーー」
PANTAフリークのなかむらさんにマジな目で馬鹿者呼ばわりされる。・・・うわー。
なんか残念というより拍子抜け。しかしジンナイくんに悪いことしたようで気が咎める。

ジンナイくんとタクシーでCrawdaddy Clubへ。トミー(drs)がいた。
0時半の電車で帰。昨年のイヴに引き続き「お早いお帰りのシンデレラ」(昨年0時に帰りの電車からkenjiくんにメールしたらこう言われた)であるが。男の部屋まで行っておいてとっとと帰ってきた昨年よりはずっと気分がいい。

Baby this is the end (これで「ジ・エンド」だよ)  *Baby Strange / T. Rex (1972) の歌詞。



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