FC2 Analyzer FC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンターFC2無料カウンター Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2005年10月20日(木)  異邦人

CROSS ROADから1分のAman Girlという美容室でカット。ここは、表から見た雰囲気が良さそうだったのでRonnyに薦め、仕上がりが良かったので店のお客にも薦めた。けれど自分で来るのは初めて。
飛込みで入ったら、たまたまRonnyと店の客の担当(偶然同じ美容師)があいていたので、彼女に切ってもらう。

女性の担当はものすごく久しぶり。そのせいか、いつになく喋りまくる私。いや、私はお喋りなんだけど、美容師だけは苦手なんだ。いつ寝るのかとかいつ食べるのかとか、どうでもいい質問ばかりされるのがいやだった。バンドのことを訊かれるのが一番嫌いだ。たいして興味もないくせに、「どんな音楽をやっているんですか?」とか気軽に訊かないでほしい。
だけど何故かこの子の場合は、こっちがだーっと喋ってしまった。かなり若い子で、ちょっととぼけた感じがいいのかもしれない。
けれど、もうRonnyとは別れたので、彼はここには来ないと思いますよ、と言った私に、「やっぱり別れても、お店に飲みに来てはくれます?」と訊いたのには、言葉が止まった。
いやあの。アナタもご存知の通り彼は神奈川県大和市在住なので、普段は高円寺どころか東京都にもあまり来ないんですけど。そもそも彼は店の客ではなく、基本的には私と過す為に私の出勤につきあっていたんだし。っていうか、とにかく別れたら普通来ないでしょ。いや、私は「普通」じゃないので、今となっては例え彼が毎週来ようが単にお客として歓迎出来るけど。でもあちらがね。普通はね。
・・・という説明もする気になれず、一言「・・・いえ、来ませんけど」と答えたら、「えー、来てくれないんですか? ・・・別れるって不思議ですねえ。つきあっている時はしょっちゅう会っていたのに、急に全然会わなくなるんですもんねえ」と無邪気な顔で言う。
・・・そうか。美容院でのひと時っていうのは、何の接点もない異邦人との密着した2時間を強いられることなんだ、と今更ながら気づく。あちらも大変だろうな。まあ、素直で可愛い子だし。いっか。
(11/4up)

異邦人  *アルベール・カミュの著書。(1942)


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