Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2003年08月02日(土) |
Summer Sonic 2003 |
MM (g)と東京駅で9時半に待合わせ。の、筈が。 ははは、待合せ時間を9時だと間違えたおかげで、10分前に到着。つまり本当なら20分遅刻ってワケ。
電車内でビール飲みつつ幕張へ。着いたらまたすぐビール。まずはアウトドア・ステージへ。 何ていい天気だ。いきなり暑い。午前中は客もまばら。レザーライトというバンドをやっている。悪くない。 MMが粉状のクスリをくれた。何なのか訊いたが「健康的なやつ」としか答えない。実は自分は朝イチでキメてきたという。彼も私と同じでナチュラル・ハイだから判りづらいな。衆人環視の中で堂々と、空きっ腹にジンで流し込む。
ほどなくダットサンズ登場。へえ、思ったより若い。おお、かっこいい。と思ってたらクスリが効きだした。音が気持ち良くなるのと比例して、胃が気持ち悪くなってきた。ふらふらする。MMに言ったら、「ああ、一度吐き気がするよ」だって。先に言え! 演奏が終わると同時に会場の外にへたりこんだ。自分の眼がすわってるのが判る。胃が気持ち悪いので動くとマズイが、しかし同時に気分は最高。葉っぱがあればなあ。
係員が寄って来て、気分悪ければ医務室に、と言う。いらなーい、と返事するが、何度もやってきては、すぐそこだし冷房もきいてますよと説得する。さっきからMMが涼しいところに行きたいと言っていたし、じゃ休むか、くらいのつもりでOKする。立ち上がったら泥酔者のごとく足がふらつくし。 医務室に入るなりいきなり布団に寝かされ脈を取られ何だか大騒ぎ。MMにスカパラ見ておいでと言ってその間休んでる。音だけは私にもずっと聴こえてた。飲物もらって、携帯メールなんかしてたら、係員が「元気になったら帰りますか?」と邪魔そうにし始める。自分達で連れてきたクセにぃ。
MMが迎えに来たので立ち上がったら、ひっくり返りそうに。係員が飛んで来たが、何とか外に出る。出た瞬間に物凄い歓声。誰?とステージを見たらハイロウズ。私はスタッフのスペースにいたのですごく良く見える。しばらく見ていたが、今日は日本人は見る気分ではないので、インドア・ステージへ移動。
キングス・オブ・レオン。音も見た目も古臭くていい。きゃー、ナニこのべーシスト。虚弱っぽい体型、女の子みたいな髪、私好みーーー!! 高くかまえたベースを独特な細かい動きでぶいぶい弾きまくるあたり、フリーのべーシストにも似てる。
一旦外に出たら、スクリーンにアウトドアのチープ・トリックが映ってた。でぶ。何か知らない曲ばっかだ。と思ってたら"I Want You To Want Me"をやり始めた。ロビン・ザンダーが昔と変わらない声で歌う。うわーーー、やっぱでぶでも見に行けばよかったかな?
しかし、インドアでザ・キルズが始まった途端にその思いは吹っ飛ぶ。何てかっこいい。 昨年12月にロンドンで見た時と一見変わらないが、肩の力が抜けた感じ。あの時はデビュー前で、VV(ヴィヴィ)は歌も動きもがちがちにこわばっていて、逆切れ的なエネルギーに満ちて、シャウトしたりすると総毛立つほどだった。あの力みが抜けたのはちょっと残念。 しかし、いい。VVとHotelの不協和音的な声のからみ。二人ともギターとボーカルのみで後は打ち込み。サポートを使わないのがストイック。 特にVVが最高。相変わらずHotelの方を向いて、煙草吸いつつ、色気がないほど痩せた体でがくがくと動く。マイクスタンドを十字を切るように動かすのも変わってない。 前回は思い込みかなと思っていたが、二度見た今、断言する。他に見たことない女性アーティストが山ほどいるけど、断言する。VVほどロックな女はいない。 まれに、自分がなくなって、眼と耳だけの存在と化すことがある。今回も、Fuck The People まではライヴを楽しむ自分がいて、高く中指立てたりしていたが、その後はすっかり引き込まれてしまった。 デビュー前のザ・キルズを見たこと、その場で惚れこんだこと、これはザ・キルズのファンに出会うたびに一生自慢してやる。
MMと一瞬だけ休憩。ジンを飲む。座るとクスリがまだ効いてるのがわかるな。ぽうっと楽しい。指が震えてて面白い。
アウトドアに戻る。ブリンク182というバンドがやってる。明るく可愛くどうでもいい。 ソーマくんとりなちゃんに、それぞれ「グランドにいる」とメール。二人ともサマソニ会場で会おうと言っていたのだが、ずっとすれ違っていたのだ。ところが今はどちらも偶然アウトドア会場のスタンドにいるという。私の服装をメールで伝える。するとソーマくんから返信。「こりゃ見つからんなーと打とうとしたら、まじで発見。立ち方から確実」だって。あはは、私、腰を片方落として、片足を斜めに出して立つからね。すぐにりなちゃんからも「見つけましたよー」って。コレだけすごいヒトの中で、二人ともよく私を見つけたなー。目立つのも役にたつね。
皆で一度外に出てお酒を買う。アメリカン・ドッグも買った。コレが今日唯一の食事。急いで会場に戻る。次が今日のお目当てだ。
ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン。 生で見るのがこれほど楽しみなバンドがいるだろうか。J.S.B.X.を見るのは初めてだが、それでもそのことは判る。会場のファンの興奮度も今までとは違う。どのバンドもかなり前の方で見てきたが、今回は更に前を狙う。MMとりなちゃんを後方に置き去り、ソーマくんを引っ張って前へ。 いつも思うのは、よくこんなスタイルを思いついたなあということ。ギター2本にドラム。パンキッシュなブルース。いや、ブルージーなパンク? ギター2本は基本的にぎゃんぎゃんと派手で絢爛たる感じだが、同時にジョンの低くアタックの強い声と、ベースっぽいギター音が渋い印象を与える。このかっこ良さは無敵だ。進化する必要すらない。 やはり生のジョンスペは最高だった。常に上ずった感じでいながら決してはずさない。完成しきっているのに焦燥感がある。ろくにMCも入れないが、最高のパフォーマンスになっている。曲間はほとんど空けずにどんどん続ける。酔っ払いそう。マイクの使い方が上手い。アンプを通すためにあるような声だ。 途中、曲を決め決めに始めておきながら、いきなり止めて無言でチューニングするというのを2、3度繰り返した。ソレがまた妙にかっこいい。演出かと思うほど。客も逆に喜んでいる。 ところで私たちは最終的に、右ブロックの一番前の手摺ぞいまで進んだのだが、ココが何故かエライ激戦区でダイブの嵐! もちろん水もまかれるし、避難する男の子もいたほど。しかしふと見ればソーマくんは、周囲をものともせずノリノリで踊りまくり。相変わらず元気でカワイイなあ。 'Wail'、最高ーーーー!!! 私だけでなく周りも大喜びで"Wail!"の大合唱。 それにしても一体何曲やったんだろう。コレでもかというくらいの大サービスだった。
汗びっしょりで後方に下がる。ポリスがかかっていてMMが喜んで踊っている。私もw
客が走って前に詰めている。トリのブラー登場だ。 ブラーはParklifeの頃しか知らないが、あざといバンドだなと思っていた。私はオアシス派だしw しかし好感が持てないながらも、そのあざとさは確信犯的で、若さゆえの無遠慮さが魅力になっているのはわかった。 ところが久しぶりに見るブラーときたら、年をとって趣味が良くなり、ものわかりも良くなった感じ。つまりあのあざとさから若さだけが消えている。ソレではただあざといだけだ。 要するに、つまんない。 座り込んで、スクリーンを見る。途中で帰ろうと思ったが、MMが踊っているので待つことに。ホントに何でも踊るやつだなあ。ブラーなんか全然好きじゃないクセにさ。
ブラーの演奏が終わると同時に花火! ちょうど私たちのいた位置から一番よく見えた。かなり長く次々と上がった。綺麗。
ところで今日の私は実より虚を取った。 会場のほとんどの客は、首にタオルを巻き、Tシャツにスニーカー、女の子の多くが帽子をかぶっている。 私もそういう格好をするつもりだった。だがいざ出ようとするとダサい格好がどうしてもイヤになり、結局、露出度の高いオレンジのキャミソール、ブルーのベルボトム、ヒールが10cmのサンダルで出かけた。ちゃらちゃらアクセサリーもつけて。ただし化粧だけはしなかった。汗でぐちゃぐちゃになると思ったから。 そんな格好で大丈夫だったかって? なワケないじゃんw 肩も胸元も背中も日焼けするし、夜になりゃ肌寒いし、タオルも持ってなくて大変だったし、何よりも足が痛いこと。J.S.B.X.で騒ぎすぎたね。 野外は慣れてないんで、日焼けのことなんか考えもしなかったよ。家に帰って見事に焼けた額を見た時は、ちょっと後悔したな。化粧しなかったのも、日焼けのことを考えれば逆効果なのか。
0時半帰宅。楽しかったなー。
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