Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2003年06月24日(火)  Where is the life that I recognise? Gone away.

ジェーンズ・アディクションというバンドは、何がいいって名前がいい。"Stop!"という曲の冒頭で、スペイン語で「アディクスョン」と紹介されるところなんか実にクール。

"addiction"という単語が好き。私は「addiction中毒」だ。自分が何かを「愛してる」のが好き。
カフェイン中毒、チョコレート中毒などの軽いのから。活字中毒なんかは私のコアを形成してる。

昨日、手首の件を心配した母から電話。「あんたは何かを好きになると熱中し過ぎるクセがあるから気をつけて」と言われる。さすが母。

Can't Stopを好きなんてのは結構じりじりする「愛」だ。どこへも持って行きようのないピュアな愛なので。
"Stage Fright"を「愛してる」。"Beware Of Darkness"を「愛してる」。"A Day In The Life"を。"The Sound Of Silence"を。
"I'm Not In Love"(愛してないわ)を。

繭(まゆ)のことも愛してた。思い出すと胸が痛い。あれは無償の愛だったな。繭はロップイヤーとミニ兎のハーフ。5年間毎日うっとりしながら育てたお嬢ちゃん。

"obsession"という単語も好きなんだ。"addiction"が生活の習慣を思わせるのに対して、'obsession'は魂の病のようだ。熱病、疲労、妄執、コントロールを失った顔。"addiction"にはまだ遊びがあるが、"obsesseion"にはもう救いがない。

その向こうには谷崎潤一郎が描き出すような美がある。それは一般的には放棄、無責任、逃避と同義だ。
きれいにドレスの裾をつまんで、ひと思いに「降りる」のだ。心の平和のある、「通常の世界」から。



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