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2004年06月16日(水) 「連弾」とマウリツィオ・バリーニ 

ロマンティック・ショパン
マウリティオ・バリーニ ピアノリサイタル
府中の森芸術劇場・ウィーンホール

<プログラム>

華麗なる大円舞曲
幻想即興曲
ノクターン第2番
黒鍵 Op.10-5
雨だれ Op.28-15
バラード第1番

舟歌
革命 Op.10-12
エチュード Op.10-6
ワルツ「告別」Op.69-1(変イ長調)
子犬のワルツ
英雄ポロネーズ

会社を休んでピアノを聴きにいった
府中の森に行こうと思ってね
オールショパンで、ちょっと聴いてみたかったのだ

ピアノはスタインウェイ
そして今回の私の席は前から2列目、4番、という非常に近い席です
ヒトの入りは9割ぐらい入ってました

このヒトはこうだからこうだとかこれが足りないとか、
私は音に関する批評はまったくできません。
できないというかわからないんですもん
ただ自分が聞いてて気持ちがよかったかどうか、それだけ。

よかったです。笑顔もすてき。

アンコールは
前奏曲から大田胃散のCMで使われていた曲。
あと2曲ぐらいやってくれたと思うけどわすれちゃった。

ひらがなにすると、この方、ポリーニと一字違いなのね
また、イタリア人で甘いマスクです。
プログラムを見ても明らかな通り、
有名な曲のオンパレードです
誰でも一度は聞いたことがあるだろうというような。

私は幻想即興曲が大好き。
別れのワルツも入っていたのは予想外
これは今度、発表会でやるんだ

きっかけは
竹中直人が監督・主演の「連弾」という日本映画です。
天海祐希が奥さん役でバリバリのキャリアウーマン、
竹中直人はうだつのあがらない専業主夫
(でもちょっと金持ち)
この天海祐希演ずる奥さんが浮気して、浮気がばれて
離婚にいたる・・・・という話です。
別居、離婚・・・でも母と娘はピアノの発表会にむけて絆を深めていく・・
というこれだけ聴くと非常に暗い話ですが
それは竹中直人ですから、
コミカルに仕上がってます。

子供が通うピアノ教室の先生役に及川光博ですよ
これだけでもぶぶ、ってかんじ。
最後は天海祐希と娘のピアノ発表会のシーンで終わるんです

で、最後のエンディングテーマソングが
ショパンのワルツ9番「別れのワルツ」なのです。
これがなんともいえないくらい、この映画に合っていて
しかもちょっとせつない思いを胸に残すのです

これがあたまから離れなくって、これがピアノ再開のはじめの曲となりました。


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