ユミコのメモ箱
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週末、トトロの森でお馴染みの八国山公園に、ある目的のために行ってきた。
目的とは・・・オトシブミ探しだ。
オトシブミといえば、昨年の夏、汐留のイベントにて『夏休み自由研究 オトシブミ』と題した展示をするため、オトシブミの研究に明け暮れた。(→過去のメモ)
オトシブミ(という虫)が、卵を後を産み付けた葉っぱを巻き巻きして『文を落とす』のは、初夏。そう、今が最盛期なのだ。一年前から、今日という日を待ち望んでいた。
というのも、オトシブミが落とした文(卵を産み付けて巻き巻きした葉っぱ=ゆりかご)を持ち帰り、孵化して成虫して葉っぱから自力で出てくるのを観察しましょう、という『オトシブミの飼い方』が、どの図鑑にも出ていたのだ。これには心奪われた。それに、本物の『ゆりかご』を見てみたいし。
で、いざ八国山へ! ・・・と意気込みつつ、ほんとに見つけられるだろうか、と半信半疑。 ところがところが、山に入って歩く事15分。
見つけちゃった!!!!!
これ、元の葉っぱから切り離されず、『落とさない』タイプの『オトシブミのゆりかご』だ。 『エゴノキ』という木の葉っぱが、巻かれてぶら下がっていたのだ。 もう感激!
よく見ると、おなじ木の葉に計4個の『ゆりかご』を見つけた。 私が手で巻き巻きしたゆりかごよりも、完璧に美しい。
しかも、これだけではないのだ。
これは、もしや・・・
なんとなんと、次に巻く葉っぱを検討中の、オトシブミまで発見しちゃったのだあ!! (ちなみに、実物は5mmくらいのちっちゃい虫。)
ジャジャーーン!!!!!
もうこれは、かなりラッキーな出来事。 写真を撮って、ちょっとかわいそうだけれど『ゆりかご』を4つ小枝ごと頂いて、オトシブミちゃんにお礼を言って、興奮気味に山を下りたのだった。
帰宅し、昨年の作品を引っ張り出して見たところ、お目にかかれたオトシブミちゃんは、『ゴマダラオトシブミ』ではないかと思われる。
メスだと思い込んで(この子が葉っぱを巻き巻きしたんだと思い込んで)いたけれど、首の長さからいって、オスだったのかしらん。 オトシブミの種類もかなり多いので、本当に『ゴマダラ』かどうか、オスかメスか、正確なところは不明だが、とにもかくにも今我が家にかぶとむしなどを飼うのに使う小さな水槽の中で小枝にぶら下がっている4個のゆりかごが目覚める日を、心待ちにしている。
ところで、今年の夏も汐留のイベント開催決定で、私も参加の予定。 今年はオトシブミとは無関係の展示を考えているが、ちょっぴり登場させることも考慮に入れてあるので、どうぞお楽しみに。
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