ユミコのメモ箱 DiaryINDEX|past|will
オトシブミ関連の商品。 左から 『鈴の音ゆりかご』『豆絵巻“オトシブミ”』『リトグラフ製本“letter(レター)”』『オトシブミ標本』 です。 『鈴の音ゆりかご』はリトで刷った葉っぱで、卵のかわりに鈴を中に入れて、実演もしくは体験でオトシブミが葉っぱを巻くのとそっくりに解説付きでまきまきします。専用ケース付です。 『豆絵巻』は、幅6cm、長さ2.5mほどの絵巻で、オトシブミの一生を絵のみで描いています。巻物を広げながら芯のところまで見ていくと、くるっと裏返して今度は巻きながら絵が続いていきます。すっかり巻き戻ったところでおはなしは終わりますが、そのラストシーンはひっくり返して表面のスタートシーンとそっくり同じ場面に。おはなしが永遠に廻ってゆく絵巻です。 インクジェットプリントで製作しました。 『letter』は、限定4部のリトグラフ本です。このごろ箱ものばかり製作していたので、リトのシンプルな本をつくったのは久しぶりです。 こちらはオトシブミが葉っぱを見つけてゆりかごをつくり、落として飛び去るところまでのおはなしですが、私がオトシブミと出会った時から想像していた「オトシブミは葉っぱにお手紙を書いて巻いている」という物語を、リトで表現しました。 最後に落したゆりかご(巻いた手紙)は、本の栞(リボン)の先にくっついてぶらさがっているところがお気に入りです。 中のリトグラフのうち一部の場面を、額装して壁面に展示しました。 『オトシブミ標本』は、リトグラフで3色刷りしたオトシブミ9種を切り抜いて、ひとつづつ透明な箱に納めた作品です。箱の底の台紙には、それぞれのオトシブミの名称と、それぞれの実物の大きさのオトシブミがプリントされています。 ・・・そんなわけで、私のウン十数年ぶりの『夏休み自由研究』発表は、本日をもって終了。多くの方々とおはなししたり、葉っぱを巻いたり、リトグラフをやったりして、3日間では過ぎるほどの充実した体験をさせていただきました。 参加してくださったみなさま、作品に触れてくださったみなさま、購入してくださったみなさま、Oギャラリーならびに汐留アートヴィレッジのイベントスタッフの方々、ありがとうございました。 ところでこの『オトシブミ』展は、大好評につき春日部のギャラリーワンネスに巡回することになりましたので、今回残念ながら見逃してしまったという方は、来月末から開催されるワンネス個展を、どうぞお楽しみに!
佐藤由美子
|HomePage
|