ユミコのメモ箱
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2006年07月24日(月) 落し文

おとしぶみ(落し文)…公然と言えないことを記してわざと道路などに落しておく文書。

一昨日、汐留でスタートしたイベント『汐留アートマーケット』に行った。
『汐留シオサイト“GO!SHIODOMEジャンボリー2006”汐留アートヴィレッジ』の一環のイベントで、8月31日まで、いろいろなアーティストが入れ替わりで展示即売・ワークショップ・実演等、を行う。
私は8月13日〜15日の3日間、Oギャラリーのブースで展示即売をするので、その視察も兼ねて。初日のこの日、担当者の方やOギャラリーのスタッフ、展示中の作家さんからいろいろと状況やアドバイスをお聞きした。
只今企画中の新作『夏休み自由研究“おとしぶみ”』について、さらにイメージを膨らませる。

昨日、久しぶりに地元の図書館に足を運び、新作に向けて資料集め。6冊ほど借りてくる。
資料…といっても、検索端末にて本を探したところ、そのすべてが児童書だった。借りた1冊は、福音館のかがくのとも傑作集。なかなかいい本だった。

目の前を通りかかったちいさな女の子(推定4歳)が手に持っていた本に、目がとまる。こどものとも年中版2005年4月号『ちょっとだけ』。
ああ、それ、わたしも読んでみたい!…と思い、その子を目で追いかける。本棚に戻してくれないかなあ〜と思いつつ。
その後、その『ちょっとだけ』はおかあさんの手に渡り、女の子はかみしばいを品定めしている。おかあさんに「これ、借りるの?」と聞かれても、かみしばい探しに夢中で答えない女の子。かみしばいを1冊取り出して、椅子に座って読み出した。『ちょっとだけ』は、未だおかあさんの手に。
ああ、かみしばいに夢中になっているその間でいいから、ちょっとだけ、それ読ませてくれない?ちょっとだけえ・・・

・・・結局、その本は女の子のおねえさん(推定11歳)の図書カードによって、借りられてしまった。
仕方が無い。2週間後、また会えることを楽しみにしていよう。


佐藤由美子 |HomePage