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新!読書生活「こころところば」 読書ナビゲーター 川上弘美さん(作家) ゲスト 糸井重里さん(コピーライター) 丸ビルホール 主催/活字文化推進会議 ・・・を、聴講してきた。 「ああ、憧れの川上さんに会える!」と、かなり舞い上がっていた自分であるが、結局早起きが出来ず(昨日の今日、ではキツかった・・『ひまわりさん観察日記』参照)最前列席ゲットならず、でも前から6列目は目線が丁度舞台上の川上さんたちと同じ高さでしかもド真ん中席に座れたので、まずまずだった。 ある知り合いから「大柄な女だ」なんて聞いていたのだけれど、その言葉は全くもって失礼極まりない。写真で知っていたお顔よりもずっと華奢な感じで、笑顔の素敵な、そして落ち着いた声の、それでいてよく笑う女性であった。小説やエッセイから受けるよりも可愛らしい感じの人だと思った。 フリートークが苦手、という川上さん。のっけからのソレでは、前置きをしてから『読書の楽しみ』についての原稿を朗読。ものの5分で終わってしまったが、後の対談で糸井さん曰く「籍が入ってる」トークを聴けて、ファンとしてはそれはそれで貴重な時間だった。 その後、簡単な舞台セッティング替えの後、再び川上さん、そして糸井さんも登場。ここからは川上さんも水を得た魚のように、糸井さんの巧妙なトークに引っ張られるように、脱線に次ぐ脱線の楽しいお話が溢れ出た。 ・・・アッと言う間の、2時間だった! 内容は、川上さんの『ナウシカの腐海について2時間授業した』話(川上さんは昔、生物の教師をしていた)や、糸井さんの『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』体験話など興味深い話からスタートし、用意されたお二人がそれぞれお薦めする本についてのトークを中心に進んだ。また読みたい本が増えてしまった。 川上さんの話で共感したこと3つ。 1. 小説は誰かのために書いていない、自分のためでも無い、ただ書きたいから書く。何かを言いたいのでもない。ストーリーはなんでもいい。結局は、「生きるって何だろう」ということを追いかけている。そして未だに何だかわからない。 2. 書く時も読む時も、そこに『手に触れられるもの』を描くことを大事にしているし、そういうのが好き。 3. 例えばストーリーを『建築物』として、言葉で表現するのは『建築物』の中のほんの一部分の『壁』だけである。その『一部分の壁』だけで、『建築物』という全体像を想像させる文章でなければいけない。それは、『壁』を描くか『柱』にするか『窓』がいいか。どの部分を選ぶかでも、その全体像は変わってくる。 ・・・ああ、絵もおなじだ、と思って、ずっと置き換えて聞いていた。 糸井さんの「おお〜〜っ」と思った言葉。 『良い児童文学は、子どもだからといって容赦しない』 ・・・納得。 他にも心にピンとくるお話が満載だった。自分にとって、とてもいいタイミングで聴講できて、ラッキーだった。 ただひとつ心残りは、ある戦略が果たせなかったこと・・・ でもいい。今日は大満足だった。 戦略は、また次の機会を狙うとしよう。 次は『サイン会』とかがいいな。
佐藤由美子
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