ユミコのメモ箱
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元来あまり生活に変化を望まない質である。
子どもの時から、クラス替えとか、席替えとか、新学期とか、中学進学、高校進学、大学進学とか、が、嫌いだった。幼稚園の時に親の転勤で園を変わった、それもすごく嫌だったことを、それなりに憶えている。登校拒否こそしたことはないけれど(大学のときは登校を拒否して画廊や美術館巡りに出かけたことしばしば)、特に春はそれに近い心理状況で過ごしていた。
大学を出てから、そういう『生活の変化』が、極端に少なくなった。 数年おきに仕事場はすこしづつ増えたり減ったりしているが、基本的な内容に大きな変化はないし、制作や展覧会に関しては自分の意の通りに進めていることだから『生活の変化』という点では、どうということではない。
だがしかし、前進という名の変化とは、無縁ではいられない。 でも今までの『前進』は、なにはともあれ楽しいものであったような気がする。
今、『前進という名の変化』に大きく窓を開こうとしているポジティブな自分と、物凄く拒んでいる元来の自分とが、共存していてなんだかこまる。
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