ユミコのメモ箱
DiaryINDEXpastwill


2004年09月16日(木) 散歩日和


15cm×10cm パステル、鉛筆


秋晴れ!

根津のギャラリーに、知人の個展を見に行く。作家さんには会えなかったけど、下町らしい狭くゴチャゴチャとしたでも味のある路地に妙にマッチした開放的で広々した空間で、のんびりと絵を眺める。
この界隈をあてもなくフラ〜っとお散歩したいなあ・・・という気持ちをグッとおさえ、いざ世田谷美術館へ。

区民ギャラリーに、とある製本教室の展覧会を見に行く。以前の展覧会をたまたま見た時、こちらの生徒さんで『カンガルー日和』つながりで意気投合偶然的に知り合ったTさんには、いつも私の作品を見ていただいている。こちらの教室の主宰者で先生のYさんにも、一度個展に来ていただいたことがある。こちらも御本人たちにはお会い出来なかったが、楽しく拝見。作品を手にとって見れないのが、すごく残念なところ。(そばにいる生徒さんに声をかければ開いて見せてくれるのだが、いちいち付いて見られるのも嫌だし・・・・)
ある生徒さんの作品で、『以前に購入した(有名作家の)木口木版の連作を製本した』というものがあった。う〜ん、これは版画作家名利につきるなあ、と思った。分業、という点でも、正しい本のあり方。この生徒さんの思い入れも含めて、いい作品だと思った。
先生の作品で、ある人に依頼されて作った『どんぐりと山猫』(宮沢賢治)の本があった。表紙の、どんぐりとタイトルの部分が、グッときた。ああ、こういうの好き。欲しい!と思った。かなりツボにはいったぞ。
しばらく本作りは休もう、と思っていたけど、こういうのを見せられると、本作り魂がウズウズしちゃう。かも?
帰り道々、砧公園散策。どんぐりが落ちてる落ちてる!思わず拾いたくなってしまったけれど、手荷物ががさばっていたので、思いとどまる。ああ、残念。まだまだきれいな状態のどんぐり。コナラの木、と札が下がっていた。どんぐりは、また改めて近場を散策しに行こう。

銀座に行って、お茶をしながら本を読み終わり、Oギャラリーで用を済ませ、本屋でBTや版芸を立ち読み、やはりカーサブルータスをやめにしてBT9月号を購入し、本日の散歩終了。


p.s.前回の絵が、以前に公開したものとダブってしまっていましたので、新しい絵と入れ替えました。


佐藤由美子 |HomePage