にしんさんの雑感けれども、その精神は各チームのサポによって分散されて
それぞれがそれぞれのチームの選手だけを応援するという
そんなスタイルができつつあった気がします。というところを読んで、いろいろ考えたり。私もそういう部類だからなのですが…これは、2年前のところからはじまって(アルゼンチン、はたまたその前から)いるというか、Jリーグのサポをやっていると、気になるのが若手の選手です。チームの未来・将来を担っていくだろう若手、代表に選ばれて評価され、それで成長してチームの中心になってくれることを夢見ることが出来る。そういう部分で、愛着というか、手塩をかけて見守っている人がほとんどだったんですね。とくに、このチームは、(五輪代表チーム発足当時)各クラブチームの主力として活躍している選手が少なかったわけですし。(ほとんどいなかったとも言う)
でも、この二年で、どんどん成長をしていき、チームの大事なパーツになる。その過程でついてまわったのが五輪代表で、苦しい中で送り出しているというイメージが、本当に強いんだと思います。試合数も合宿数もやたら多かったですから。とくに、サンフサポだからってのもあるんですけどね。(^^;)
だから、その傾向が強くなってしまうのは致し方が無いという部分もあるんじゃないかなあとか、私は思います。
チームとして愛するためには、ちゃんとした固定された何かが必要ですし、アジア大会のチームを愛していた人は、平山とトゥーリオが入ったときに抵抗を感じたはずです。最終選考、OAが入ったところで違和感を感じた人もいると思います。だから、愛していたチームが少しずつ壊されていって、それでもこのチームを好きかと言われると、想いが深かった分、難しい人もいるんじゃないかなあとか。
で、私はどうかと言われると。アジア大会のチームが好きで、2月の韓国戦で割り切ったにもかかわらず、アジア最終予選UAEラウンドで足掻いて、日本最終試合のベネズエラでやっと昇華できた人です。もうなんだかさっぱりわかりません。(笑)
チームが好きか、と言われると難しいです。でも、この五輪代表の候補になった世代の子たちが大好きです。Jリーグを見ていて、本当に楽しいですから。どのチームと試合をしても、必ず五輪代表で名前を知った子が頑張ってますから。そういう意味では、五輪代表があってよかったなと思います。
アテネで結果は残していなくても、Jで(今から海外でも)たくさん頑張っている子がいるというのがわかる、そういう意味ではこの五輪代表は成功だったんじゃないかなあとか。一人一人の感じ方、成長の幅は違っていても。そういう意味では山本さんには感謝してるんですよ。それなりに。
あの人は、監督をするには素直すぎます。「自分の責任」と認めてしまったのを、私は卑怯だなと思いました。もっとしたたかに、言い訳をしてくれた方がいいような気がします。監督は、どんなに世間から何を言われようとも、己の意志を一番に信じて、それを提示していかなくてはいけないものなんじゃないかと。その点で、山本さんは、優しすぎるような気がします。今まで散々文句をいってきましたが、基本的に憎めない人です。(その憎めないところを憎み続けましたが(^^;))
オリンピックは終わっても、この世代の選手たちの人生は当然続いていきます。今回のことを踏まえて、また今度は北京でいい結果を残して欲しいと思います。
もちろん、この世代からA代表が選出されますように、祈ってます。