遠くにみえるあの花火に
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2004年09月10日(金) かわりなくにぎやかな夜




お父さんお母さんへ

ついにこの日がやってきましたね。
いつもにぎやかな我が家は、今夜もかわらずにぎやかでしたね。

そのにぎやかさの中には、楽しいこともあれば、
喧嘩やいさかいなどもありました。

覚えていますか?

中学の時、バスケ部に入ることに反対されて喧嘩になり、
それでも結局バスケ部に入ったこと。

他にもあげればきりがありませんが、たくさんの思い出の中に、
笑顔や涙がありました。
けれどそのどちらにも、
二人の惜しみない愛情があることをいつも感じていました。

これまで長い間育ててくれてありがとう。
家族の大切さやあたたかさをたくさんもらいました。

うまく言葉では言い表せませんが、とても感謝しています。
お父さんやお母さんがつくってきたようなあたたかい家庭を、
私も彼とつくっていきたいと思います。

何かでつまづいたり、困ったりしたときには、また相談にのってください。
いつまでもお元気で笑顔をたやさいお父さんお母さんでいてください。
いままで本当にありがとうございました。
今日でひとつ区切りをつけて、また明日からよろしくお願いします。





■結婚式前夜、布団の中で携帯電話から手入力しました。

両親への手紙を披露宴で読もうか読むまいか、ずっと迷っていて、
忙しさもあって、結局手紙をしたためるまでにはいたらず、
そのことが前日の夜まで気になっていて、
こんな形で日記に書き込んだのでした。
しかしながら結局、披露宴では両親への手紙は読みませんでした。

こういうことって、言葉にしてしまうと陳腐な気がして、
書き終えて読んでみて、さらにその思いは強まったのでした。
感謝の言葉も、書き連ねると・・・

さりげない言葉が、心を振るわせることは数多くありますが、
それは日常で、さりげなく発したいと思うのです。

でも、両親への手紙を披露宴で読まなかった本当の理由は、
きっと泣いて泣いて読めないだろうと思ったからでした。

思い入れが強すぎるのです。




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