カレと楽しい時を過ごした。
遊びに行って、カレのオウチに泊まって。
すんごくたのしかった。
でも、それは夢で、
カレなんて存在しなくて、
カレの番号に電話をかけても その番号はカレじゃなくって
元気な友達の声が受話器から聞こえてきた。
そう、そのときアタシは長い夢を見ていた事に 気付いたのだった。
アタシは泣き崩れた。
必死でカレの形跡を探しまわるのだけど
この世に存在しないから見つかるはずもない。
途方にくれるアタシ。
大声を叫んだ。
その瞬間、現実の世界へ戻された。
シーンとした夕方の薄暗い部屋でアタシは寝ていた。
夢の中で夢を見ていることが分かった。
アタシは隣をハッと見た
そこにはグッスリと眠っているカレがいた。
怖かった。
なきそうになりながら寝ているカレに抱きついた。
びっくりしたカレは 「どした??」と聞いてきた。
「こんな夢を見たの;;怖かった」 と夢の内容を話した。
「怖かったなぁ^^よしよし」 そういってアタシを抱きしめてくれた。
一気に安心に包まれた。
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