LOTUS BLOOM 通信(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>
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2005年09月21日(水) やりにくい相手

会社の中で、たまにランチを一緒に食べたり、まあまあ仲良くしていた女性がいる。「最初は2人で頑張ってみて」という上司の指示のもと、彼女と組んで自主企画ものに取り組んでいたのだけど……正直言って、彼女がこんなに物分かりが悪いのは意外だった。

彼女が担当している領域について、彼女の企画に沿って調査を実施することになっているのだけど、その「企画」が立てられない。 どういう目的で調査を実施するのか、どんなアウトプットが欲しいのか、それが全く見えてこない。出てくるのは彼女が単に訊いてみたい質問項目の羅列ばかり、それも毎回内容がぶれてくる。 
何かあるとすぐに「ミーティングをさせてください」というリクエストをしてくるのだけど、彼女はただ自分の主張をするばかりで、話が全然まとまらない。

このままではラチがあかない、ということで、9月の初めに上司にも入ってもらったミーティングを持ち、方向性がやっと定まった。と思ったら、その話し合いに基いて作った調査票のドラフトを見て、「この内容をまったく否定するわけじゃないけど、こちらの意向は反映されていない!」ときたものだから、さすがにカチーンときた。

「自主企画の件、ちょっと行き詰ってしまっているんですけど……」
と上司に助け舟を求めたところ、
「うんうん、パーソナリティの問題だろ?そうなるんじゃないかと思ってたんだ」とのこと。
改めて周囲の人の話を聞いてみると、彼女は人のいうことを聞かないこと、一緒に仕事をしにくいことで、いわゆる「要注意人物」なのだとか。なんか、ショックだなあ……

そろそろ内容を固めて次のステップに進めなければいけない、ということで、再度上司を交えてミーティング。事前に上司からは「この件はボクが引き取るよ。年の功で、彼女もボクの言うことなら聞かざるを得なくなると思うから。たぁさんにとっては不本意かもしれないけど。だから、適当に相槌うって、ボクに同意しといて」と打ち合せし、私も「作業レベルのことはいくらでもやりますので、枠をつくるところはお任せします」と、根回しした上でミーティング。

そこで出てきたのは、またもや質問項目の羅列。しかも数種類。私の忠告、完全に無視して反映されてないし。前回からまた内容が変わってるし、やっぱり求めているアウトプットがわからない。結局、2ヶ月間で、このプロジェクトは一歩も進んでないことだけはよーく理解できた。それにしても、もらった資料、エクセルにびっしり文字が記入されているけど、作るのにどれだけの時間かけたんだろ?

彼女と一緒にランチをしたときに、度々「私はこんなに頑張ってるのに、なんで評価されないんだろう?」というようなグチを幾度となく聞かされたことがあるけど、その理由がよーくわかった。決して適当でも投げやりでもなく、態度そのものは一生懸命なだけに周りが見えていないので、それがやりにくさを増幅させているように感じる。

訳のわからないままに、ムダなことに時間を注ぐことしかできない彼女。それに振り回された私。どっちも可哀想(泣)。


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