ヤフーのコミックで「銭ゲバ」というのを読んだ。
銭ゲバは、かなり、悲しいそして、どぎつい漫画だった。
でもいろいろと考えさせられる。
主人公は、子供のころ、家が貧しく、病気のお母さんを お医者さんに見せてあげることが出来ず(医者がお金がないのを理由に 治療するのを拒んだため)、それ以来、人が変わったようになり 「銭や、世の中すべて銭があればええんや」 みたいな人間になってしまった。
銭のためには、人も殺すし、騙す。 そして、殺人が殺人を呼び、主人公は、悪行を重ねていく。
そして、ラストシーンでは、自分がもし、金持ちでなくても、 好きな人と結婚する道を選び、幸福な家族を作ることを選んだ時、 どんな人生だったのだろうと思い描く。 そして、すべてが手に入ったかのような、とてつもなく金持ちになった 今の自分の姿、でもとても孤独で、罪深い自分の姿に絶望し、 ピストル自殺をする。
生きるためにはお金はもちろん必要だけれど、 それが目的になってしまうと、人は道を誤るんだろうな。
神の国とその義をまず求めなさいというのは そういうこともあるだろうと思う。 神様がその人に与えている働きをしたら、 神様が養って下さるということ。
決してお金持ちになるということではなく 神様がその人に与えて下さるのは、 神様の召しに従った喜びと、充足感、豊かな実。 そして、生きていくのに必要な糧なのだと思う。
クリスチャンの人も、そうでない人も、 そういった生き方を選択することが出来れば この、銭ゲバみたいな、悲惨な人生を送ることもないだろうし、 もっと幸せな人生を歩むことが出来るのではと思った。
でも、今、銭ゲバな人たちがいたとしても そこで気がついたら、また違った人生も 神様は用意してくださるに違いないと思う。
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