けろよんの日記
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2004年09月26日(日) 目指せシンプルライフ

けろよん家には「地獄部屋」なるものがある。
本来は夫の書斎(!)で、将来はこなみの子供部屋に
なるであろう入口近くの5.7畳の洋室がそれ。
とりあえず使わないからぶちこんでおけという用途のもので溢れる。
本棚と本もその部屋においてある。
その部屋を眺めるたびに溜め息をつきつつ、こんどーのりこせんせえーと
呟く。ちなみにけろよんは片付けられない女である。

 ところで本というものは増殖するようだ。
漏れ、溢れ出し、谷間のきのこのように思わぬところに生え、
また蟻塚のような塔を部屋の片隅に何本も何本も立てる。
けろよんはこのきのこの群生や蟻塚をこよなく愛するが、夫はそうではない。
ええかげんにしなさいと何度かいわれたのとさすがにしっちゃかめっちゃかな
家の様子がいやになったのと、いつも片付けをしていただく夫に誠意を示すために
愛する本達の一部を処分することにした。

汗をかきかきセレクトされた本は紙袋5枚分。一月あまりも地獄部屋に留めおかれ
古新聞や古雑誌と共に混沌に拍車をかけていたがとうとう古本屋に引き取られた。
計118点で1,870円。明細を見ると1冊5円〜30円で引き取られた模様。
ゴミではなくリサイクルでしかも何某か戴けるのだが良しとするべきだが
カゴに収められた本達を見るとちょっと心が痛む。

 昨日の大型ゴミの日、子供会の古紙回収(月1)、そして古本の処分と
超スローペースもいいところだが少しずつ不要品の処分が進んでいる。
奥の地獄部屋がすこーし見やすくなった。

 とにかく物を捨てるのが苦手なけろよん家。
まだ、地獄部屋にはワープロ(!)や使わない時計、壊れたおもちゃ、夫の仕事資料等々が残っている。市のゴミ回収はすんごくアバウトな癖にゴミの日には「ゴミを減らしましょう、ゴミは年々増えつづけています」と回収車が連呼し、罪悪感を煽り立てる。

 しかしこの罪悪感に打ち勝ち、不要な物を捨てすっきりした家、シンプルライフを打ち立てた暁にはきっと賢い消費者が生まれている筈なのだ。
頑張れけろよん。負けるなけろよん。


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