けろよんの日記
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2004年09月22日(水) もどかしい

昨夜、とうとうウォーターボーイズ2が最終回。
7時〜のウォーターボーイズ選手権から始まり、
ほぼ4時間テレビにかじりついておりました。
快挙ざます。

哀れな夫はこの日に限り残業が入り結局午後11時前の帰宅。
しかも帰ってみると妻はテレビに釘付けでご飯のお世話をしてくれません。
かああなりムッとされましたが、ええ、譲れませんことよ。
シーズン中はチャンネル権はお譲りしているし、それでも足りず
阪神戦をみるため*だけ*にケーブルテレビに加入している貴方に
言われたくありません。ちゃんとビデオも撮ってあげてるんだし。

このウォーターボーイズ(以下WBと記す)
基本的なストーリーは1つです。高校生男子が艱難辛苦を乗越え
「男のシンクロ」公演を成功させるというもの。
物理的な障害や対立する人々のスタンス、メンバーは映画、1、2と
それぞれ違いますが、通奏低音は一緒です。
話の流れや設定など、それはありえへんやろという突込みどころ満載なんでございますが、それでもやっぱり楽しく時には切なく甘酸っぱく拝見しております。

 夫とけろよんは高・大と吹奏楽部に所属しておりまして、
(夫は一笑にふすのですが)大学時代はそれぞれライバル校で楽器を吹いてました。で、この吹奏楽の演奏会、特にステージドリルと呼ばれる舞台にはシンクロと多々の共通点があります。長くなるのでドリルに関しては割愛いたしますが、
なので、文字通り自らの青春時代をシンクロさせてドラマを見る二人なんでございます。
話がそれちゃった。
えーとつまりステージを造るってところに共感します。メンバーの32人は
吹替えなしで特訓し公演を行いますので、俳優さん同士も仲間意識がすっごい
芽生えるんだそうです。最後のシーンにもドラマを越えた連帯感・緊張感が伝わるシーンがあり、ドラマなのかメイキングなのか区別がつかない感じでした。
えぇなぁーとすっかりはまりこんでいるけろよん。DVD買うぜ。

 でで、高校生です。若人です。当然恋愛模様もからんできます。
映画ではGFが、パート1では最後に幼馴染とくっつきました。が、が、が、
今回はナントお互い憎からず思っている2人が碌な進展もせんまま、
主人公は転校し、一人で去っていってしまうんです。
そんなんありかあぁぁー。

 なんとまあもどかしい。
しかし、ホント些細なことにドキドキさせられました。
微笑んだ顔にときめいたり、相手が他の異性と喋っている姿が気になったり、
夏祭りに浴衣姿で手を取られて走ったり、誰もいない舞台裏で励まされたり。
ドラマの1回目で恋人同士になったり、恋人同士にならなくても寝ちゃったりする
番組では到底味わえない醍醐味です。このもどかしさが。

 しかし、感情移入しすぎて最後の別れのシーンでは心の中をガリガリされて
しんどかったわ。「公演成功してよかったね、彼女ともうまくいってよかったね」。っていうすがすがしい感じがWBの売りだと思ってたけど、最後に敢えて
はずしたのかな?というラストシーンでした。


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