Doritoの日記
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オレンジジュースが飲みたくなって、
冬の夜を走る、
背の高い店員は55ペンスと引き換えに、
紙パックのオレンジジュースをくれた、
僕は一気にそれを飲み干した、
オレンジ色の街頭の下。
今頃地球の裏側では、
戦争だったり、飢餓だったり、テロだったり、
でもこのオレンジジュースの甘さは本当だろ?
暗闇は速く、悲しみは遠く、
確かにのどの渇きは癒されたが、
何も変わっちゃいなかった。
僕は紙パックを握りつぶすと、
黒いゴミ箱に捨てたんだ。
なんでもない冬の日、
何かが確かに起こっていた。
Dorito
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