Doritoの日記
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2004年10月14日(木) オレンジジュース

オレンジジュースが飲みたくなって、

冬の夜を走る、

背の高い店員は55ペンスと引き換えに、

紙パックのオレンジジュースをくれた、

僕は一気にそれを飲み干した、

オレンジ色の街頭の下。

今頃地球の裏側では、

戦争だったり、飢餓だったり、テロだったり、

でもこのオレンジジュースの甘さは本当だろ?

暗闇は速く、悲しみは遠く、

確かにのどの渇きは癒されたが、

何も変わっちゃいなかった。

僕は紙パックを握りつぶすと、

黒いゴミ箱に捨てたんだ。

なんでもない冬の日、

何かが確かに起こっていた。


Dorito

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